7/8【94日目】→国道40号・朱鞠内湖→道の駅絵本の里けんぶち

2016:日本一周バイク旅

海に近くて遮蔽物の何も無い芝サイトなので、風も強くテントめっちゃしなる。
まぁ、雨さえ降らなければ、テント飛ぼうが壊れようがたいした事でもないので、
耳栓してたしぐっすり眠れる。なんとも図太い神経よ。

せっかく有料のキャンプサイトやしと、朝は6時半に活動開始。


↑私のテントがヤバい。壊れそう。笑

山口で作ってもらったお手製テントポールは純正に比べてかなりしなるので、
ポール曲がる心配は無いもののテントがありえない歪み方をする。

マキちゃんのワンタッチテントの方がよっぽどしっかりしているわ。
サイズは多少大きいけど軽いしいいなぁあれ。
フライが無いから雨には弱いのかな。

しかし、テントの持ち主マキちゃんは風の音が気になって眠れなかった様子。
確かに夜中に何度か出歩いている気配は感じていた。
今度は風の弱い時に張ろうねって誤魔化す。

あまりに風が強いので、炊事場の建物の影で調理。


↑コーヒーとモヤシ炒めと、写真に無いけど納豆ももらった。

マキちゃんがテントをたたむのを見守るも、大苦戦してて面白い。不器用だな!

今日の予定を考えようにも、あまりに風が強いので二人して道の駅・てしおに避難。
私は今日からのルートを考える。
当然ここまで来たんだから、オロロン北上して最北端の宗谷岬やと思うけど、
稚内にいる登山チャリダー24さんから「強風注意報出てるし自転車は走れないくらい風強い」と一報が入っている。

明日から天気も崩れるし、稚内近辺のライダーハウスは高い。
1,000円以上出して知らない人と雑魚寝するなら、
もっと払ってホテル取るか、強風だろうが道の駅でテント張りたい…と思ってしまった。
社交性が無いとは思わないけど、寝る時まで人と一緒は疲れる。
ミートハウスで結局自分一人だったけど、
あの空間で誰か知らない人と一緒はつらいなって、思ってしまって、
今の時点では、今後も極力ライハは使わず道の駅キャンプを続けようと思っている。

キャンプ場は熊出たら怖い。となると、北海道は私にとって地味に旅しにくいエリアかもしれない。
とりあえずテントという個室のプライベート空間は欲しいのです。
話は逸れましたが、やっぱりここまで来たら最北端行きたいしなぁ…。

行けるかどうかじゃない、『行く』か『行かないか』だ!

まぁ、とりあえず行けるところまで行ってみようかね(´・ω・`)
ダメなら鏡沼のライハに戻って雨をやり過ごしてもいいわけだし。

マキちゃんは内陸に入ってオホーツク海側に出るというので、別れを告げて出発。

走り出して30分もしないうちに、状況は悪変。
すさまじい横風に、進行方向の空は明らかに暗い。真っ暗だ。
雨は降らない予報だけど、低い位置に黒い雲が広がっていて、景色も良さそうには思えない。

うん、面白くなさそうだからやめよう(´・ω・`)

そうと決まればさっさとUターンして、青い空の広がる内陸へ進路を変更。
国道40号を南下しつつ、今後の方針を練り直すために道の駅・なかがわへ向かう。

案の定、多少風はあるものの全然走れるし、
雲も晴れて青空が広がり、全く素晴らしいご機嫌ロード!
北海道の何が素晴らしいって、快走ロードが普通の道なんですよね。
信号無し、カーブ無しの地平線まで続く直線道路が普通で、
牛が野放しになってて、馬も歩いてたり、キツネが飛び出すのが普通で、
30km走って信号2つしかないのも普通。
だから別に写真撮ろうと思わないっていうか。そんな贅沢が許されるのが北海道です。

12時に道の駅・びふかに到着。
バイクを停めた直後に関西っぽいアメリカンライダーに声をかけられる。
これから宗谷岬に行くと言うので、風強いし天気悪そうだと伝えておく。
彼は3回北海道に来てるけど、毎回宗谷岬は天気が悪いらしい。
去年は一週間走って、レインコート着なかったのは1日だけだって。なんという雨男。

アメリカンが出発するのを見送り、道の駅の建物に入ろうと振り替えったら、
あれ?なんでいるん?(´・ω・`)
いや、それはこっちの台詞( ´,_ゝ`)
マキちゃん!また会った\(^o^)/


↑名物のコロッケ(120)


↑北海道入ってから気になってたジンギスカンのジン君。可愛い買った(*´ェ`*)

寝不足のマキちゃんは今から仮眠を取るというので、改めてルートを決めた私は出発。


↑ホクレンフラッグ赤をゲット!

道の駅・もち米の里☆なよろに寄り道。
ここはもち米の生産で盛り上がってるようで、ソフト大福とやらが人気らしい。


↑買ってみた。塩豆・よもぎ・メロンの3種(420)

解凍されてたのがメロンだけだったので、早速メロンを食べてみる。
おおっ、美味しい!(*’∀’)=3
普通は中の餡の感想がメインになるかと思うけど、これはガワだ!
肉厚のがっつりした皮、つまり餅の部分が美味しい!
弾力もあるし、餅の味もしっかりしてて、とにかくこれは美味しいわ!

もりもり食べてたら現地の人に話しかけられる。
この辺りの観光ポイント聞いたけど、なにも無いらしい。
朱鞠内湖に行くと言ったら「あそこはなにも無いよ?」と即答。
思い出の場所なのでと説明して、その後のルートを一緒に考える。
国道なら熊は出ないけど、山に入るなら気を付けてとアドバイスをもらって出発。

まぁここもとわざわざ書く必要も無いくらいの快走ロード。
なんたら牧場という地味な看板があったり、牛いるし牧草が丸めて転がってたり。
本当に北海道は海外だなと思ったわ。
土地の価値観とか全然違うわ。
土地があり余ってるとこうなるのか…って感じ。距離感も本州と別次元。


↑15時、朱鞠内湖キャンプ場に到着。
先に管理等で事情を説明。

あのう、20年くらい前にここでキャンプした事があって、その場所を見に来たんですけど
ああ、全然入っていいですよ~

湖畔周りを歩いてみるも、どうも記憶と違う。
もっと森みたいなサイトだったはずだ。
管理棟で聞くと、親切に道案内をしてくれる。
しかも泊まらないならバイクで入って良いと許可をもらった。


↑あああこれだ!!こんな感じだった!

記憶と全く同じではなかったけれど、木がうねうねしてたのは覚えてるんだ。
20年くらい前って小学生とかの小さい頃で、当時は北海道に来たという認識すらなかった。

当時の記憶を頼りに来てみたけれど、
そのせいか気持ちが大きく動いて、思わず涙が出そうになる。
あの時、皆で股がった木が無いか探したけれども、さすがに見つからなかった。

もう一度行ってみたいとずっと思ってたので、念願が叶って嬉しい。


↑SHIBETSU in 翠月(HO利用)

さて今日の宿営地だが…。
明日以降のルートを考えつつ、たまには早めにテントを張って落ち着こうと考える。
なので近場の道の駅・絵本の里けんぶちへ。
乗り入れはできないけど屋根の下に設営余裕、トイレも綺麗。ここにしよう。
お店が閉まった後、様子を見ながら19時に設営。

記録作業をして明日のルートを考えたら、22時過ぎに就寝。
なんだかバイク集団が来てて怖かったけど、大丈夫かしらね。

【記録】
走行距離:233km
歩数:9,131歩
【支出】計3,176円
ガソリン:824(4.7L)
食費:540

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片手鍋でひとり旅

コメント

  1. りょーちゃん より:

    こんばんは!
    先日はありがとうございました。楽しかったですo( `ω´ )o
    僕もオロロン走ろうとした時は強風に心が砕け散って道の駅てしおで1泊しました 笑
    懐かしい思い出です。
    思い出の地ってヤバイですよね~僕は17年ぶりの別海町に涙止まらなかったです(T_T)
    …置いといて、現在は稚内で会ったbuell乗りの方が週末に長野を案内してくれるというのでショートステイ中です 笑

  2. しょ より:

    おつおつおつかれー
    こちらこそ、だいぶ頑張って走ってもらってありがとうございました。
    てしお泊ったんだww
    思い出の地はヤバいです。
    もし数十年後に車中泊でもして北海道行ったら、今回の思い出でヤバい気がする。
    旅して、日本地図見てもすごくなんだろ、親近感ていうか、全国が身近な気がして、
    その土地の人や出会った人の事思い出すと幸せになりますね。
    おいおい、凍死しないようにな!