7/24【110日目】→ヒッチハイク・雌阿寒岳→道の駅あいおい

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車中泊が1台もいなかった…土曜日ですよ今日。
いわゆる北海道の観光地から外れてるし、
近くにコンビニも温泉も無いので、車中泊する人いないんだろうなぁ。
おかげで素晴らしく静かで快適な道の駅だ。
屋根もあるしトイレもあるし、東屋も大きいしうどん売ってるし。
雨の日沈没はゴロゴロする場所無いから難しいかな…あっ、ライダーハウスがあるか。

そんなこんなで活動開始は朝6時。
4時くらいには豆腐工房で作業が始まっていた。
昨日の管理人の奥様が、作りたての豆乳と豆腐を分けて下さる。


↑ほかほかの豆乳。

豆乳がほんっとうに甘くてめっちゃくちゃ美味しい!
ジュースみたいな甘さ!
温かくて甘酒みたい。なにこれこんな豆乳飲んだ事ない!
あいおい名物のくまやきという鯛焼きみたいなお菓子に使うあんこも小豆から煮ているらしく、
小豆を柔らかく煮ただけの状態の物も食べさせてくれた。
うっわーーー美味しい!皮も柔らかくてこのままで十分…!

食器を工房に返しにいくと、昨日の管理人の奥さま、小さいおばあちゃんが、
湯気の立つ工房で一人で色々な作業をしている。
周りには、できたばかりの厚揚げやらおからの山やら、ああ、もう、大豆の香りが素晴らしい…!


↑朝食はホットサンドです。って柄が逆さだった(;´Д`)


↑ピーマン、卵に軽く火を通し、トマトとキューピーの「パウダードレ3種のチーズ」で味付け。

彩りも良いし美味しい!我ながら完璧な朝食や(*´ェ`*)
朝から最高に幸せな気分になったら、東屋へ移動。


↑今日も良い天気。


↑芝刈り機?可愛い。

見渡す限り雲も無く、風向きも良いみたいで24さんがうずうずし始めた。

雌阿寒岳行ってみよか?登山口が標高高いから実際登るのは600mくらいや。
登山初めてのしょうこさんでもいけるやろ

おっ、山プロの24さん一緒なら安心だわ。それなら登山口集合かね?
いや、今から自転車はさすがに無理やで
上り坂20kmくらいあるもんな。メットあればバイク2ケツするんだが
……ヒッチハイクしてみる?(´・ω・`)
面白そう、やろう!(*’∀’)=3

そんな流れでホイホイ決める。いや本当に軽いノリだったわ。
2人ともヒッチハイクなんてやったことないから、出来るかどうかも全然わからん。
ダメで元々、道の駅から一歩も出られない可能性も高いので、
12時までやって駄目なら諦めようと、タイムリミットを決める。

登山に必要な食料やらは全部持ってくれると言うのでありがたくお願いし、
24さんが装備の準備をしている間に、私は早々にヒッチハイク開始。

というか、駐車場が目の前にあってドライバーが車外を歩いているという環境を逃すのはもったいない。
走ってきた方角とナンバーを確認しながら、旅行者っぽく時間のありそうな人を探す。

まず声をかけたのはペット連れのお母さん。
私と同じ地元ナンバーだったので話は盛り上がるものの、逆方向の北見に行くというので断られる。

続いて、トイレから出てきたお父さん、道の駅マップを持っていたので声をかけてみる。

こんにちは~、どちらに行かれるんですか?
え…その…釧路に
釧路ですか!いや、実は私、雌阿寒岳登ろう思ってて、途中まででいいので乗せてってもらえません?
まぁ…別に、いいよ
えっ、本当ですか!?ありがとうございます!
いや、でも、一応、妻に聞かないと

って言ってたらトイレから奥さまが登場。

なんかこの人が乗せて欲しいって
えっ…別にいいけど…
うっわすみません、ありがとうございます!!実はもう一人いるんですけど、いいですかね??
ああ、まぁいいよね」「うん
ありがとうございます!!!

だいぶ強引感ですが、実際はもう少し雑談混ぜつつ様子伺いつつですよ!笑
でもグイグイ迫ったのは事実(´・ω・`)
ご夫婦は旅行者ではなくて北見にお住まいの地元の方だったんですが、
釧路に向かうというので最初の交差点まで乗せて行ってくれる事に!
東屋で荷物をまとめてる24さんに大きく手を振る。

24さーーーーーん!!!!オッケー!!早く!
えっ、えっ!!?

たぶん私がめっちゃ笑顔で手を振ったからか、24さんもすごい笑顔で走ってきた。
早速、ご夫婦の後部座席に乗せてもらい、最初の一歩スタート!(*’∀’)=3

10kmくらいの山道を車で揺られながら、微妙に事の大きさに真顔になる。
だって帰ってくるにはまたヒッチハイクしないと帰ってこれない。
まぁでもなんとかなるだろう!道は一本だし!(・∀・)
それより次は登山口まで行かなければならない。

北見から釧路の孫のところに行くというご夫婦と楽しくお話させていただき、まずは最初の交差点まで到着。
記念写真は「恥ずかしい」そうなので、見えなくなるまで手を振って見送る。

ヒッチハイクって、本当に人の好意だけに頼る移動手段で、
どれだけ嬉しくても助かってもお礼しか言えない、のに乗せてくれるってすごい事なのだと身に染みる。

さて、次はオンネトー方面。
持ってた小さいノートに目一杯「オンネトー」と書いたら、登山口に向かって歩き出す。
一歩でも距離は縮めたいからね。
交通量は多くはない。
車の音がしたら笑顔で盛大にアピール、結構ドライバーの顔って見えるのね。

完全に無視の人もいれば、
ごめんね無理~って顔の人、
手や首を振る人、
そしてぎゃっと寄せて止まる人…マジか、おっちゃーーーん!!!

ウインカーも出さずに急接近して目の前に止まったのは、ワイシャツ姿のおっちゃん。
オンネトーってどこだ?まあいいわ、降りる場所はわかるんだろ?
いいから乗れって感じで後ろを指差す。
すごい気さくで話やすい人で、最後に名刺もらったら工事関係の社長さんだった!
帯広に帰る途中で登山口の道路は通らないのに、
いいからいいからってわざわざ登山口の目の前まで走ってくれた。

目の前に雌阿寒岳が見えて明らかにテンションがあがる24さん。
社長さんとは、ばんえい競馬やらの話で盛り上がり、
最後にがっちり握手と記念写真。いい笑顔頂きました!


↑「なにか困ったら事あったらいつでも連絡しな!

信じられないほどトントン拍子に事が進み、まさかの登山口到着。

これはもう山の神様が、登っておいでと手招きしてくれているに違いない!
トイレに行って靴紐を絞め直したら、いざ登山開始!


↑時刻は10時半。山神様、お邪魔します!

最初は森の中だけど、ずっと坂道。
会話を楽しむ余裕があるくらいのペースで登るのがコツ、という事で、
私の力を考えてかなりペースダウンして歩いてくれる24さんの後を追いかける。

木々の根っこでできた階段、
低い松のトンネルに、
岩の転がる水の無い川、
緑の中の巨石、鉱山植物…。

高度があがるにつれて景色はどんどん変わる。

雲を追い抜いた

そう言われて振り返ると、
いつもは見上げた空に浮かんでいる雲が、大地の緑に浮かんでいる。

もうこんな高いところまで来たんだ!
展望は開けて、オンネトーの湖や登山口の駐車場が見下ろせた。

なんだこれ、なんだこれ、なんだこれ!すごいぞ!(*’∀’)=3

ずっと「すごい」しか言ってなかった気がするけれど、もうとにかくすごい景色!
テンションあがりっぱなしだし自分でも相当はしゃいでるのがわかる。
天気がよくて、雲が無くて、空はひたすらどこまでも続くし、大地もどこまでも広がって、
遠い向こうは白い雲が雪のように積もり、そして目の前には火山特有の大きな岩石!

やばい、これはやばい!

登山してる人にとっては普通の景色だったろうし、
そこまで標高も高くない山だって24さんも言ってたけど、
登山初めての私にとっては、歩いて登ってこんな景色を見られるっていうのが、
もう、とてつもない、大事件なのですよ!!!

はしゃぎまくりの私に24さんは冷静に休憩を指示。
急登に入る前に一度リセットした方がいいんだって。
邪魔にならない所に座ってエネルギー補給をしたら、山頂目指して登る、登る、登る!

森林限界で植物が無くなると、ガレ場、急登、視線の先では黙々と噴煙があがる!

火山だからお釜があって、ゴーッという音と共に絶え間なく噴煙があがっている。
こんなに活動している山はあまりないと、24さんも興奮気味。
当然私は、なにもわからないけれど目の前のすごい景色にはしゃぐはしゃぐ。

そして、ついに頂上へ!(*´∀`*)


↑12時過ぎ、雌阿寒岳登頂!


↑からの景色!

頂上で記念写真を撮ったら、景色を眺めながら昼ご飯。
のんびりと景色を堪能したら、名残り惜しいけど下山の準備。

と、眼鏡を持ってきたのにすっかり忘れてて、24さんに言われて初めて取り出す。

そこで2度目の感動!

いや眼鏡無いと全然見えてないんだって思ったわ。
眼鏡かけたら遠い地形までくっきり、雲の形もはっきり、
ああこれだ!これが見たくて登ってきたんだ!って、再びはしゃぎまくる私。
24さんに少し時間をもらって、再び山頂の景色を楽しむ。

下山は少し余裕も出るかと思いきや、足場が滑るので足元ばっかりみてた。
時々顔をあげると、登りで見た景色が再び広がる。ああ本当に登っておりてきてるんだ…。

15時頃、無事に下山。
登っても結局おりるなんて、登山って何が楽しいの?とか思っていたけれど、
こんなに楽しい事だとは思わなくて、おりても楽しくて楽しくてたまらなかった。

登山口にある野中温泉に入りたいけれど、無事に帰れるまで気が休まらないのでやめておく。
なんせ帰りもヒッチハイクだから…(・∀・)


↑とりあえず記念バッジ(400)を購入!初登山で初百名山だ!格好いい!(*’∀’)=3


↑コーラとカロリーメイトで休憩したら、ノートの準備。

やっぱり出来るだけ距離は縮めたいので、舗装路を下りながらヒッチハイク開始。

車はそこそこ通るものの、すでに満員の車ばっかり。
ごめん無理~」って顔で通ってくれるので、
私も「すみません~ありがとうございます~」って感じでアイコンタクト。

交通量も少ないし、ほとんどが満員の車ばっかりが続き、
徒歩だったら何時に帰れるだろうみたいな話もするくらいにちょっと弱気になる(;´Д`)

最悪20時には帰れるんじゃないかとか、
歩く速度を時速4kmだとすれば、6時間あればさすがに帰れるだろうとか、
前向きになろうとして失敗する2人…笑。

しょうこさん、立つ位置変えよう
どうしたん
男の俺より女の子のしょうこさんが先に見えた方が停まってくれる気がする
そうかね
いや、行きの社長さんも、しょうこさんが後ろになった直後に停まってくれたんやで
まぁ女の子の方が警戒はされんやろうなぁ、24さんいかにもバックパッカーっぽいし、焼け過ぎて真っ黒やし
せや、野郎より笑顔の女の子乗せたいに決まっとる
ははは、そりゃ第一印象大事やからな、無駄に笑顔振りまいとるで
めっちゃええと思う。俺は隠れとるわ
女の子やーって停まったら後ろから出てくるパターンかw
せやでw

いい年した2人で冗談言いながら歩いていた所に、
突然ギャギャッと停めてくれたのは荷物満載のお兄ちゃん!
この瞬間って言葉に出来ない嬉しさがある。本当にありがたい!!(*´∀`*)

助手席も後ろも仕事の荷物で満載。
正直人の乗れそうな場所無かったんだけど、
わざわざ荷物を移動させてスペースを作ってくれる…なんてええ人や。

とりあえず1人分のスペースを作ってくれたので、
十分です!乗れます!」と2人でギッチギチに詰めて乗る。

北欧外人風な色白で目鼻立ちくっきり爽やかイケメンのよっしー、
今日は趣味の写真で知床の熊を撮ってきたらしい。
遊覧船に乗ったら、熊が水辺で遊んでいるのが撮れたんだって。
元々は兵庫の人で、京都に就職したらいつのまにか北海道に来ていたという。
実は旅人なんじゃないかなぁ~って感じの、独特の雰囲気を持っていました。

次の交差点までをお願いしたんだけど、
逆方向だというのにもう一つ先まで走ってくれるという。
これから札幌に帰るって、まだ5時間くらい運転しなくちゃいけないのに…優し過ぎる(´;ω;`)ブワッ

記念写真を撮らせてもらったら、よっしーもカメラを取り出した。
フィルムカメラでめっちゃでかくてゴツい。
最高のシャッター音を聴かせて頂きましたァ!


↑助手席には趣味のカメラ機材、後部座席には仕事道具が満載!

札幌に向けて走っていくイケメンよっしーを見送ったら、よし、あとは一本道だ。
距離は長いけど、走る車は必ず道の駅の横を通る。可能性は高い。
トラックを避けて交差点を渡りつつ、後ろから来た車に手を振ったら。

ん ?

なんか見たことある車では??? (・∀・)

目の前を横切った車、今朝乗せてくれた北見のご夫婦じゃないか!

ヾ(;;゚Д゚)ノ 工工エエェェェェエエ工工?!? マ ジ で !?

車は少し先で停まると、後部トランクがパカッと開く。

さっさと荷物を乗せて車乗りなさい

無言の指示に従い24さんは荷物をトランクへ。
運転席に回り込むと、無言で頷くお二人の姿。

マジだ!こんな偶然ってあるの!?

この日一番の興奮だった。
今思うと、テンションあがり過ぎて相当ギャーギャー騒がしかったと思うけど、
もう興奮し過ぎてハイテンションだった。

あれから無事に登って降りて、今ここまで帰って来たんです!

たぶん一番伝えたかったのはこのお二人だと思う。
帯広の社長さんに会えたのも、
イケメンよっしーに会えたのも、
すべてのタイミングを産み出したのは、
一番最初に車に乗せてくれたこのお二人のおかげなのだ。
すべてが1分でも遅かったら、全く違う未来になっていたかもしれない。

今日一番の感動だった。
登山の山頂もすごかったけど、この再会に勝るものは無い。
興奮気味に喋る私達に、お二人も嬉しそうに話してくれる。

孫の家でも2人の話をしたから、また会ったと報告しなくちゃ
あそこでトイレ休憩をしてなかったら、ここでは会えなかったな
遠目から見えて、まさかあの2人じゃないだろうと思いながら走ってきたのよ

嬉しい、嬉しい、嬉しい。

道の駅に着いたのは16時半。
歩いたら20時とかになるとか話してたのに、めっちゃ早い。
今度こそ記念写真をお願いする。朝は恥ずかしがってたお母さんも快く応じてくれた。


↑あまり喋らないクールなお父さんのピースが本当嬉しい。笑

もういいよって言ってくれたけど、見えなくなるまで手を振って見送る。
本当にスペシャルな一日だった。


↑道の駅のそば屋さんの営業時間にはやっぱり間に合わなかったので、うどんと厚揚げを購入。


↑今日は祝杯じゃーとビールを買って乾杯。

日が沈んでも興奮覚めやらず、疲れも気にならずに盛りあがったものの、
さすがに疲れて23時には寝落ちる。

【記録】
走行距離:0km
歩数:万歩計の電源入れ忘れてた…ショック過ぎる。
【支出】計780円
ガソリン:給油無し
食費:280(ほぼ24さんに奢ってもらった)

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『7/24【110日目】→ヒッチハイク・雌阿寒岳→道の駅あいおい』へのコメント

  1. 名前:SA 投稿日:2016/12/17(土) 12:43:04 ID:589fc6ab0 返信

    天気や見通しにも恵まれ、旅の楽しさが凝縮した感じがします。いい一日でしたね
    雌阿寒岳は俺も気に入ってる山で、最初にいい山に巡り逢えて良かったですね。初心者こそいい山に登らなきゃならんのです
    ちなみに写真のお花は"メアカンフスマ"、名前の通り固有種です
    頂上の景色、登ったことのある山が見えると嬉しいですよ。だから続けるほどに楽しくもなります
    北海道の山は関東近辺とも日本アルプスとも全然表情違うので、これからいろんなところを訪れて驚き喜ぶことができるかと思うと、ある意味羨ましい
    それにしても、「伊吹登ろうぜ」って誘ったのに乗ってこなかったクセに…w

  2. 名前:しょ 投稿日:2016/12/21(水) 10:02:14 ID:589fc6ab0 返信

    今誘われたらホイホイ行くと思います。笑
    伊吹山の時はまだ全然興味無かったんですよ!(・∀・)
    良いタイミングで素晴らしい山に巡りあえました。
    北海道だからこその頂上からの展望だったのかなと、今思えば~な感じですけど、
    それでもあの感動を味わっちゃったら…また登りたくなりますね(*’∀’)=3
    登山番組観て「面白い」と思えるようになったのも、この日からです。
    ますますSAさんのブログから離れられません!笑