歩いて8日目【島田宿→金谷宿→日坂宿→掛川宿→袋井宿→見付宿】残256km

2018:東海道五十三次 通し歩き

朝は6時に起床。
今日は20時に宿泊地への到着予定で逆算したので、いつもより遅めに起きてみました。


↑せっかくなのでサービスモーニング食べる。+100円でWモーニングにしてみた。


↑7時出発。天気は曇り。日差しが無いから歩くにはちょうど良いかも。

いつも通りスロースタートを意識して淡々と進む。
もう朝なのでわりと小学生やらに遭遇。
順調。足も痛くない。


↑7時15分、島田一里塚跡 江戸から52番目!(208km)

島田宿は小奇麗な石碑で本陣跡なんかがあったんだけど、
面白味が無かったのか一枚も写真撮ってなかった模様…(;´Д`)
再び国道から逸れて川越遺跡へ向かいます。


↑7時45分、島田宿大井川川越遺跡

橋が無かった大井川は、人の力で渡るしかなく、
島田側と金谷側には当時大勢の川越人足が待機していた。
川会所(川札を売ってるところ)を中心に、当時の建物が復元されている。


↑箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川

川越所は結構保存されてて面白かったです。
一応観光地なのかな?綺麗になっていた。


↑8時、大井川に出る。現在は大井川橋で渡るので、少し上流へ北上します。

大井川を渡ってると大勢の自転車学生にすれ違う。
反対に私と同じ進行方向の人は数人だったから、やぱり静岡市の方に人は集まるのかな。


↑8時半、追加ご飯。朝パンだけじゃもたないよねー。ついでに行動食も買っておく。


↑新堀川にはこいのぼりがたくさん連なっていた。


↑8時50分、金谷宿の佐塚屋本陣跡


↑柏屋本陣跡


↑宿場を過ぎていくとゆるやかに坂道。

これから金谷坂行くの?頑張ってねー」なんて声をかけてもらって元気がでる。
地図ではこの先、金谷坂石畳に菊川坂石畳、箭置坂、急坂と記載され膝が不安でしかない。


↑金谷の一里塚跡 江戸から53番目!(212km )

ゆるめの坂から徐々にマジ坂へ。


↑9時10分、金谷石畳。たしかに急だ。

箱根の石畳とは違い、石の粒が揃っていて歩きやすい綺麗な石畳。
歩幅を小さくして膝に負担がかからないよう、かつ左足中心に登る。

石畳が終わると、そのままコンクリ舗装路の直線坂道が続く。
焦らずちょこちょこ小刻みに進む。息を切らさぬようスローペースで一定をたもつ。

そしてまた同じような菊川の石畳があったんだけど、
写真撮ったつもりで一枚も残っていない…?
散策路みたいな小奇麗な石畳でした。よく整備されてて舗装路と一緒だわ。

あたり一面は茶畑。丘の上って感じでまだまだ登りが続く。

途中で道が不安になり、通りかかった地元の人に尋ねる。
合ってた!よかった。即答ありがとうございます。


↑10時、間宿 菊川 ちょっとした集落に入っていく。


↑今より3~5代前の人名


↑まだのぼりですかぁ。


↑10時10分、掛川市突入かな!

市境という事は、きっとこれ以上のぼる事はないだろう。
ここからは当然くだり坂だろうなぁと膨らむ不安を抱えながらもしばらくは平坦な道が続く。
左右は茶畑で広々、作業しているおばちゃん達と挨拶、のんびりしている。


↑10時20分、小夜の中山を過ぎたところでベンチを発見し休憩。

小夜の中山は家族連れがいてちょっと近寄れなかったのでスルーしてしまった。
公園と茶屋があって、お店のおばちゃんとファミリーが仲良く話してたよ。

原付に乗ったおっちゃんに話しかけられる。
おっちゃんもバイクで東海道旧道を全部走ったらしく、箱根とか薩捶峠の話をする。
浜名湖の先にある潮見坂がどんな坂レベルか聞いたものの
そばが美味しい」という回答しか得られず情報収集は断念。


↑10時40分、佐夜鹿の一里塚跡 江戸から56番目!(224km)


↑のどか

しばらく平坦で景色の良い道が続く。


↑11時、七曲がりの急坂 予想はしてたけど、本当急!
これ登りより急じゃないか。一気にくだるつもりらしい。

ただ昨日の宇津ノ谷峠と違って滑らないからまだマシか。
めちゃくちゃ気を使っておりたのでなんとかクリア。

痛みはそこまで出てないけど、念の為と思って坂が終わった所で座り込んで休憩。
向こうから登ってきたおばちゃんに「大丈夫?休憩しているだけ?」って
心配されてしまった。すみません唐突に座り込んで。

さて、まだ残っている坂をくだって日坂宿へ入る。


↑秋葉常夜灯


↑11時15分、日坂宿 本陣跡

日坂宿はわりとそのまま残っているし、観光資源として解放しているところでしたね。
今風に綺麗に整えられたりもしていないので、昔ながらのいい雰囲気がそのままでした。
土曜日だったからか結構観光客もいたし。


↑ほぼすべての民家が宿場町時代の屋号をつるしている。一般民家っぽいのにだんご屋すし屋って。


↑11時20分、旅籠川坂屋


↑高札場跡


↑びっしり


↑事任八幡宮

さぁ、ここからが長いぞ。
次の掛川までは7km程の2時間コース。


↑11時半、道の駅・掛川で昼休憩しようと寄ってみる。バイク日本一周でも寄った場所。


↑自然薯とろろそば(750)とにかく蕎麦が食べたかった。美味しかった!

隣に座った二人組が、たぶん滋賀あたりから来た若いライダーで、
マット積んでたからどっかでキャンプするんだろうなぁ…楽しそうだった。

人が多くて落ち着かないなぁ。土曜日だから、物販エリアなんて大混雑している。
外の階段でしばし休憩したら、結局30分くらいで出発。
ちょっとお昼寝したかったんだけどね。


↑12時半、伊達方一里塚跡 江戸から57番目!(228km)

さぁ、あとはただひたすら黙々と歩く。
無心になりすぎて、曲がるべき角をスルーしてしまったようだ。
気付いたら掛川城や掛川駅こちらの青看板が出てしまい、急遽左折しとりあえず駅前にでる。
3km程行き過ぎてしまっていた…気付かなかった…(;´Д`)


↑14時半、清水銀行

掛川宿わかりにくい…(;´Д`)
駅前の商店街が旧道だと思うんだが、
案内地図にも東海道という標示を見つけてそれ通りに行ったものの、特に何も見つからない。
交差点の名前とかも間違いなかったので、ブロックを何周か回ったんだけど…
本陣跡くらい一応確認したかった。

まぁ縁がないんだと思って先に行きましょう。
帰宅後に調べたら、本陣跡標柱なんかはなくて本陣商店街として残っていたそうですな。


↑諦めて先に進む前に気合いのコーラ投入しておきます。
道間違えた上に宿場さまよって結局よくわからないまま、ちょっとテンション下がります。


↑14時40分 掛川城蕗の門

次は袋井宿を目指して進むわけですが、ここも8km程ある。
今日は全力で過保護にした右膝はわりと大丈夫なんだけど、突然左足のふくらはぎが痛い。
肉離れしそうな感じっていうのかな。肉離れした事無いけど。
指は皮膚表面が痛かった。膝は関節の中心が痛い感じ(関節痛では無いんだけど感覚として)
ふくらはぎは筋肉が痛い感じ。こむら返りしそうな感じとも微妙に違う。
なんかやばいこれ変、やばいと思って交差点前に座り込んで休憩。
足の裏ほぐして足関節ゆるめて、よくよく入念にストレッチする。本気でヤバイと感じた。
その時通りかかったおっちゃんが喋ってくれてちょっと気も紛れる。

とりあえず肉離れしそうな嫌な感じはなくなったけど、異物感というか鈍痛が残る。
今日は右膝かばって左ばっかり使ったからなぁ…坂も越えてきたし。
右膝痛い、左ふくらはぎ(たぶんヒラメ筋)痛い、
どこかマシになると新しく別のところが痛くなるのね(;´Д`)いたちごっこや


↑14時40分 北海道料理だってー!ゴールデンカムイ観てたので興味がある。


↑再び1号に合流。ここまでの道もなんかよくわからん道だった。
地図に載ってる道と違うようで、ちゃんと目的の交差点に出てきたしなぁ。


↑15時、大池橋


↑15時10分、交差する道路の向こうへ発見!!

「げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか」は静岡県にしかないご当地ファミレス。
日本一周の時は存在を知らなくて行かなかったので、そのうち行きたいと思っていた。
だが今、正直、そんな余裕…無いッ!( ゚∀゚)
今日も一歩も無駄にしたくないのでスルーするけど、すでにリベンジプランは準備している。
待ってろよさわやか!(^ω^)


↑旧道には松並木が続く。


↑16時、善光寺 東海道ノ真中 仲道寺(ちゅうどうじ)の道標も。
江戸と京都から同時に出発した人足がこのあたりで出会ったらしい。


↑原川宿 松並木の道標


↑16時10分、袋井市突入!


↑16時20分、富士浅間宮赤鳥居
今は工場だらけだけど、当時はここから木々の間に社殿が見えたらしい。


↑16時40分、久津部の一里塚跡 江戸から60番目!(240km)


↑すぐ近くに東海道五十三次どまん中 東小学校 無断で 立ち入りをしないでください


↑17時20分、これより袋井宿 袋井宿東口との案内板も

袋井宿は江戸から数えて27番目。つまり東海道五十三次のちょうど中間点の宿場である。
とうとう半分来たのか…!っていう感動はなく、とりあえず足痛いつらい…

慎重に足を運んでいたが、ここまで来ると足の裏が左右とも痛い。
親指の付け根のところ、地面に接地する部分が痛い。ほんと痛いしか言わない日記だな!
足が棒のような感覚。あーーーむくみもあるんだろうなぁ。
立ってるだけでつらい。足の裏を地面につけたくない。
くそーーーくそーーーー負けないぞ!
なんとか自分を奮い立たせて必死に足を運ぶ。


↑17時25分、東海道どまん中茶屋 営業終了してます。

ベンチがあるのでちょっと休憩。玄米ブランとドライフルーツを少しつまむ。
確実に疲れがたまっている。足の裏が痛い。全体的に足がだるい。頭も少し重痛い。
頭は時々痛くなってて、たぶん熱中症?の軽いやつかな?重い痛み。
一応こまめに水分補給してるつもりだけど、飲む習慣無いから足りてないんだろうなぁ。
服装すべて速乾なので、汗かいてもあんまり自覚しないのも問題かも。もっと飲まなくちゃ。

改めて書くけど、袋井宿は五十三次のちょうど中間の宿。
でも半分来たという達成感は無く、疲労感が気持ちの大半を占める。
半分きたの?あっそ、ってのが正直な気持ち。
とりあえず歩き続けているけれど、この旅って何が楽しいのかいまだにわからない。
いや、時々、一瞬だけ楽しい時とか面白い時とかあるんだけど、
全体を通してずっと気分は低空飛行というか。

今日もこの先まだ10kmくらいある。歩けるか不安だった初日と違って、
別に歩ける距離だし歩ききるだろうと自信はあるのだが、歩き出す気力がわかない。
しばらくぼけーっと過ごしていた。ほんと疲れてるな。


↑17時40 袋井宿東本陣跡

袋井宿を出てから見付に向かうまでがまた道がややこしくて、
案内少なくて迷うところだった。


↑18時、木原一里塚跡 江戸から61番目!(244km)


↑その少し先に復元された一里塚がある。


↑18時10分、磐田市突入!


↑19時、従是西 見付宿の道標 今日の目的地は見付宿だからもう少しだ!

日が傾き始めている。
今日の予定到着時刻は20時。
ちょうどそのくらいに着きそうだとは思うんだけど、日が暮れてくると焦るね…
焦らなくていいって言い聞かせても、だんだん足早になってしまう。そんで足が痛くなる。
やっぱり私は朝方動いて余裕を持って到着する方が合っているようだ。

行人坂を必死にくだった所で再び休憩。
足の裏が…とにかく足の裏がもう痛い。どうしてもこうしても痛い。
もう靴を脱ぐ気力もない。とにかく足が痛い。
なんとかならないかと足首回すと膝が痛い。踏んだり蹴ったりだ(;´Д`)


↑だいたいメインの通りじゃなくて、横の暗い道が旧道。交通量とかお店の数とか全然違う。


↑19時半、見付宿 問屋場跡 もう真っ暗だ。


↑続いて本陣跡。ガレージかな?

自転車のおっちゃんに絡まれるも適当に流し、真っ暗な見付宿をサクッと進む。
暗いと道がわからないし、やけに不安になる…
最後の道が確定した時の安堵と言ったらないね。


↑20時、予定通りアプレシオ到着。初めて利用するけど、ほとんど快活クラブと一緒でした。

カラオケとかいろいろある複合施設みたいな感じで、ブースは1階、トイレが2階にあって、
受付前の大きな階段を毎回瀕死レベルでよたよた移動したという強烈な記憶が残っている。

 

【記録】
島田宿(六合駅前)→見付宿(磐田駅):35km
歩数:67,793歩
歩行時間:7時~20時の約13時間(休憩含む)

【支出】計3,762円
朝 Wモーニング:108
朝 おにぎりとR-1+行動食(クリーム玄米ブラン2種):571
コーラ:108
そば:750
マンガ喫茶:2,225


↑クリックで拡大

スポンサーリンク
シェアする
しょうこをフォローする
片手鍋でひとり旅

コメント