歩いて13日目【宮宿→桑名宿】残113km

2018:東海道五十三次 通し歩き

朝は5時半起床。やっべ目覚まし気付かなかった。
朝一で膝が痛い。膝の曲げ伸ばしがことごとく痛いので、
姿勢変えるのも立ち上がるのも、何するにも痛い。つらい。
これ帰ったらちゃんと治るのかな…自転車こげなくなったらどうしよう。


↑6時に無料モーニングを食べておきましょう。
ドリンクバーで味噌汁も飲んで、さて今日も出発だ!

天気は午後から下り坂予定、今日もレインウェア着ていきます。
靴下も靴も乾いてました。さすが(*´∀`*)


↑6時半出発。霧雨程度の雨。
傘さしてない人が多いけど、私は長丁場なので傘を装備して行きましょう。

河口付近であるこのあたりは川幅も広く、
水量によって川の形も変化していたので橋をかける事ができなかった。
だから桑名宿までは舟で七里(28km)を渡っていたんですね。
しかしながら、当然舟が大嫌いな江戸っ子もいるし、悪天候で舟が出ない時とか、
舟だと不特定多数と長時間一緒なので、女性や子供は防犯の為に陸路を利用したそうだ。

陸路は東海道佐屋廻りとも言われ、
熱田神宮から北上し佐屋路を歩き、佐屋宿から三里の渡しで木曽川を下って桑名に入る。
川を避けてがっつり北上し合計9里だそうだ。
私に持っていた地図には詳細が載って無かったので、普通に海沿いを行くことにする。

昨日見た青看板に「東海道」と記載があったので、
国道1号と23号のまん中を通る道路を西進します。


↑とうかいどおり、だと…!!

ちょっと騙された感があるけど、まぁいいや。
特に史跡があるわけでもなく、道もひたすら真っ直ぐなので、何も考えず進めます。


↑7時15分

とはいえ今日はちょっとこれからの事を考えてて、
いい感じに時間が潰せました。


↑7時40分

これからの事を考えるとき、去年あたりからプランを複数考えるようにしています。
一つしかないと、それが出来なかったりうまく行かなかった時に落ち込むしイライラするし、
楽しいだろうと思って考えていたのに全然楽しめなくなるから。
どっちに転んでもいいなって思えるような魅力的なプランをいくつか考えておけば、
片方がダメでも「じゃあもう一つの方で」って素早く切り替えられて、
どっちになっても別に悲しくない。落ち込まない。イライラしない。

今回の東海道はBプランでした。
先に思いついていた全く別のAプランがあったのだ。


↑8時半

今日は9月以降の計画を考えていた。
すべてが私の思った通りに進めば、何もいくつも候補を考えなくていいんだけど、
私は一人で生きてるわけじゃない。
確かに東海道は一人で歩いているし、一人で決めて一人で準備したけれど、
会社を辞めたり、家の事頼んだり、自分一人の手の内ではできない。
これからの事も当然、自分一人で好き勝手出来ることじゃないから、
まずはAプラン。これがダメならのBプランを考えていた。
できるだけ同じくらいの魅力を持たせないといけないのが難しいところ。


↑8時40分、弥富市突入。初めて聞く名前だ。

周囲に意識を向けず歩いてきて現在地がわからなくなってきたので、
コンビニで詳細地図を確認。
思ったよりも進んでいる。

今日は階段が無いので歩いているだけなら膝も痛くない。
予定よりも進めるかもな…なんて淡い期待を抱く。

クリーム玄米ブランとR-1ヨーグルトを補給。


↑9時40分、国道1号に合流。

やはり予定よりも早い。
持ってた地図はここのエリアだけ簡略地図になってて縮尺がわからず、
大幅に見積もり過ぎてたのかもしれないけど。
もしくは地味に歩く速度があがった…とか?それはないか。


↑日本橋から373km 感覚にぶってきたけど、もうすぐ400kmか!

しばらく国道1号を南下します。木曽川と長良川を目指す。


↑10時。今日は桑名予定なんだよなぁ、お昼過ぎに着いちゃうかなー。


↑木曽川まであと1.2kmか。
今日は史跡も無く道も単調なので、あんまり現在地を把握しないまま歩いている。


↑10時50分、尾張大橋 1kmくらいあるよね?長い(;´Д`)


↑すぐに三重県、桑名市突入!!

ところで、名古屋市付近ではあれだけあった飲食店がほとんどない。
これは昼飯食いっぱぐれる可能性が出てきた。
次に見かけたお店に入ろうと思っていると、雨が本格的に降ってきた…!

ちょうどみつけた和食レストランに開店と同時に入店。


↑11時20分、大海老天丼ランチ(1,080)

ちょっと最近がっつり食べ過ぎかな(´・ω・`)
旅に出始めは緊張気味だった胃腸が落ち着いたから、
今度は食べれる時にしっかり食べておかねばという意識になっている。

30分ほどで出発。
雨は粒は小さいけど結構降ってきた。


↑12時10分、伊勢大橋 土砂降りに近い状態。


↑橋の素材が鉄板で水たまりめっちゃできてるし滑りそうだし、
手すりが腰より低いから落ちそうでマジ怖い。
風も時々吹いてて、傘さしてるから引っ張られる。
もし風に煽られて落ちたら…ザックを素早く脱がないと一緒に沈むかも…とか考えてぞっとする。

雨で増水しているのか、川幅一杯まで水が流れている。
この橋も長くて1.5kmくらいあるでしょ?
永遠に歩いているんじゃないかと錯覚するくらい孤独な戦いだった。

終始気を抜けずになんとか渡りきる。


↑雨がひどい。靴も当然ぐっしょりである。

気温がそこまで上がってないので、蒸し暑さはなく、
足がびしょびしょに濡れてても寒くもないというのが唯一の救い。

猛スピードで走る車の巻き上げる水しぶきを浴びながら、
川沿いを歩いて桑名の七里の渡しへ。
途中で光り輝く電光掲示板に目を奪われる


↑ゆ?温泉やってる!!?

いや待て、ぬか喜びするな、まずは定休日を確認せねば。


↑今日は木曜日

大丈夫だ、やった!!ひゃっほー!!!(*’∀’)=3おっふっろ おっふっろ(*´∀`*)
喜んだのもつかの間、入り口を覗くと真っ暗…
嘘だろ…なんでや…

営業時間 午後3時~
現在時刻 12:45

。・゚・(ノД`)・゚・。

さすがに2時間も待てない…
今回はきっと銭湯には縁が無いんだろうね。

完全にぬか喜びですわ。

傷心のまま屋根下で少しぼけーっとしたのち、
土砂降りなのでレインウェアを上下しっかり着込んで出発。


↑13時5分、すぐ近くに七里の渡し跡


↑伊勢国一の鳥居
桑名の渡しでここに上陸した旅人はここから伊勢国に入る事になるので、
東の玄関口として建てられたそうで。お伊勢参りの人も通ったのでしょうね。


↑海側はこんな感じ。波ひとつ無い堤防で囲まれた海でしたね。

桑名の町はかなり入り組んでいるんですけど、
事前の下調べを覚えていたので大丈夫でした。グーグルマップさすが。


↑道がわかってる事前提ですけど、道案内もある。


↑春日神社の鳥居
左側にしるべいし(志留べ以志)と彫られた四角柱が建っている。
しるべいしは「迷い児石」 とも言われ、人の大勢集まる所に立てられる。
左側「たずねるかた(たづぬ留かた)」と彫られた面に迷子や探し人の特徴を書いた紙を貼り、
右側「おしえるかた(おしゆるかた)」側に、心当たりがある人がその情報を書いて貼るんだそうで。
どこで見かけたとか、どっちに行ったとか、どこで保護しているだとか。
当時のこの石の周りを想像したら面白いね。


↑桑名は本当にすごい入り組んでるんですよ!!細かい右左折多い。
事前にストリートビューまで見て調べておいた私に死角は無い。


↑さすがに土砂降りの町は誰一人外を出歩く人はおらず。


↑13時50分、火の見櫓

静かに町を見学して桑名宿を抜ける。

レインウェアとザックの男性4人が反対方向からやってきて、
どうも同じ東海道歩きの人だったのかな?挨拶されたんだけど。


↑14時10分、伊勢神宮常夜燈

今日は泊まる場所どうしようかなぁ。
わりと足も調子いいから、四日市まで行ってもいいかもしれない。
これだけ濡れたし銭湯入れなかったし、ホテル入っちゃおうかなぁ( ゚∀゚)
いや、ダメだ。ホテルは京都のお楽しみだ。
それにこのあたりのホテル軒並み高かったし。

四日市まで行くにしても、この雨じゃ楽しくない。
それにいつもお昼くらいに「結構進んだ!今日は余裕!」って思っても、
最後の6kmが途方もなく長いんだよねぇ…。
今日もどうせそうなるのかな、と考えると、予定通りにしておこうか。

土砂降りの中を淡々と歩いていきます。

今まであんまり踏切って渡る事少なかったんですけど、
歩き初めてからすごい踏切渡ってる。
そして結構な確率で渡ってる途中に鳴り始める。焦る。笑


↑14時半、あれ?駅のホーム??
あまりにトイレ行きたくて、途中の伊勢朝日駅でトイレを借りました(´・ω・`)
コンビニ全然無いんだもの。この駅からちょっと先にあったけど。


↑駅を過ぎるとすぐに、東海道について刻まれた瓦が青空展示されている。


↑13時40分、東海道の榎。
一里塚とかではないし、普通は松並木なんだけど、時々こうして他の木も混ざってたらしい。
ここらは東海道の影響で発展した町で、当時は旅人向けの茶屋や商店で活気があったらしい。


↑豆腐の移動販売だ!


↑みえ歴史街道 という事は三重県は東海道に力入れているのかな?


↑15時10分、松寺の立場跡
立場とは休憩所のこと。茶屋が建ち並び、峠の茶屋とか言われたり。
もっと規模が大きくなると間宿、幕府に認定されると宿場になるという感じかな。

民家の壁に手書きの道案内がちょこちょこ貼ってあって、
見落とさなければ地図無しでも歩けそうだ。親切だな三重県。


↑15時半、富田の一里塚跡 江戸から98番目!(392km)

足の裏が少し痛い。
やっぱりこれ以上進まなくて良いでしょう。


↑15時45分、旧道から外れネットカフェに向かう途中でイオンモールを発見。


↑時間つぶしでコーヒー飲んで記録作業。

イオンはWi-fiもあるんだった。
バイク日本一周中もよく時間つぶしてたなぁ…と思いながら、
ビチョビチョの靴下を脱いで地図とにらめっこ。
そろそろ到着日の目安がついてきた。

18時過ぎに快活クラブへ。


↑ここは女性専用エリアがありました!
ブランケットやスリッパも女性専用なので、じゃあ喜んでと専用ブースに入れてもらう。


↑びしょびしょなので干しまくり。靴の中敷きも引っ張り出して乾かしておきます。

入退室にカードキーが必要なのが面倒だが、部屋も明るくて綺麗だしいいんじゃないの?

とか思っていたけど、
どうも入退室の時に開く自動ドアの音が結構うるさくて、
うとうとする度にブーーーーーンって音で起こされる。
なんかビクって起きちゃう音なんだよね…ドキドキしちゃうやつ。

23時過ぎ、我慢できなくなって部屋を変えてもらう。
共有エリアの一番奥の部屋を提案してくれて、移動してからはぐっすり寝ていた模様。

 

 

【記録】
宮宿(名古屋競馬場前駅)→桑名(豊田駅):30km
歩数:50,148歩
歩行時間:6時半~18時の約11時間半(休憩含む)

【支出】計4,294円
R-1と行動食:295
大海老天丼ランチ:1,080
イオン コーヒーとパン:229
快活:2,690


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片手鍋でひとり旅

コメント

  1. 匿名 より:

    やった!みつけたよー!( ≧∀≦)ノ
    どこにどうコンタクトとっていいかわからないからとりあえずここにコメしておきます
    雨大変だったでしょ⛰️
    これから台風も来てるからじゅーぶん気をつけて
    beerbeer

    • しょうこ より:

      わぁよくぞこちらまで!!ええー!よくわかりましたね、びっくりです!
      あの後、下山中6合目あたりで降られてキャンプ場に着いた時には土砂降りでしたけど、
      山頂30分くらいは最高の展望でした!
      それでも羊蹄山は最高に楽しかったですわ!
      現在は台風回避して自宅戻り中です~。また北海道でお会いしましょう。