メールを送った数分後に建築士Mさんより電話。
「いろいろと誤解もあるようなので、もう一度お打合せをした方がいいかと思いまして」
「私もそう思います(´;ω;`)ブワッ」
「打ち合わせが終わるまで工事は止めますので、完成が遅れますが…」
「大丈夫です!完成してからやり直して下さいってなるよりいいです」
「そうですよね…」
昨日最終打ち合わせをしたばかりですが、
急遽当日に打ち合わせを追加、所用を済ませて19時に事務所へ。
「完成を楽しみに、というのはそういうつもりではなかったんです。すみません」
「いえ、私もちゃんと準備していなくて、余計なお手数をおかけしてしまい」
「ご納得がいくまでしっかりお打合せをしましょう」
「はい、すみません」
「頂いたメールは確認したので、一つずつお話しします」
照明計画は12項目
「この玄関外ポーチのダウンライトは6つありますが、人感センサーは一つにしかないんですか?」
「はい、このライトだけにセンサーがついてて、連動して全部つきます」
「つまり、端っこのライトの真下でいくら動いていても電気はつかないと」
「そうです。このセンサーライトが反応しないと」
「なるほど」
ほぼ確認だったけど、一部修正もあった。
例えば店舗のダウンライト、
一部調光できるようにお願いしていたのに調光無しになっていたのを修正。
「調光機能はオプションなので…」
「追加費用ですよね、わかってます。それでもここは調光が必要です」
「わかりました。見積もりに反映します」
ここは結構大事な所だったので、ほんと見落としてたわ。
スイッチが隣接した間接照明のほうは調光になってたので、
うっかりダウンライトも調光になってるものだと思い込んでいた。
「このブラケット照明の高さが前回から10㎝高い位置に変更されているのは?」
「照明器具の種類を変えたので、デザイン的に少し高めにした方がいいかと思いまして」
「なるほど。別にこだわりは無いのでそれでいいです」
「エアコンの電源ケーブルが見えないように、コンセント位置を隠して欲しいのですが」
「通常はエアコンの下側につくんですが…エアコンの真上にしましょうか。現場で調整します」
間取り図は8項目
「クローゼット角のパイプ処理はどうなります?交差ですか?分断ですか?カーブですか?」
↑交差 と 分断
↑カーブの時はこれを使うのかな。
「一応、現時点ではこのパイプが使われる予定です」
そう言って出して頂いたカタログを見る。ここで一つ嬉しい事が。
モデルハウス行った時に使われていたパイプが楕円形で、
なんか安っぽくてイヤだなぁって思ってたんですよね。
でもそれが標準だというし、こんな所でオプション費用もかけられないし。
↑こんな感じで、もっとプラスチック感の強いやつだった。
ところが見せられたカタログは銀色の円柱パイプ。
「おお、丸いパイプになったんですね!」
「そうですね。もし今後変更があったとしても、打ち合わせはこれでやったと押し切ります」
「やった!(*´∀`*)」
さて、コーナーの処理はと実例写真を見てみるが、どうやら分断スタイルの様子。
「この角の下ってどっちのパイプが伸びるんですか?」
「えっと…確認しておきますが、希望があるんですか?」
「はい。向かって左側のパイプを角の下まで伸ばして欲しいんです」
↑これは右側が伸びてますので、反対にしたいんですね。
洋服をハンガーにかけるとき、左側が正面にくるようにかけるじゃないですか。
とりあえず私は結構そのへん几帳面にかけるので、服の正面を見やすいようにしたいんですわ。
「できるか確認してみます」
「まあできればでいいです」
店舗-住宅間の扉をロックできるようにしてもらってたんですが、
最初に提案頂いたサムターン錠、これコインで簡単に開けられるやつぅ。
「……そんなにしっかり鍵をかけたいんですか?」
「まあ、うん、貸した時に嫌じゃないです?」
「貸した時は内装もリフォームするかもしれませんし…鍵のついてるやつは結構値段しますよ」
「うーん…鍵穴があって鍵差し込むやつは持ち歩き面倒だからなぁ」
「とりあえず簡易的なこれで、必要だったらサブロックを付けては」
「サブロック」
「チェーンつけて南京錠とか」
「なるほど…しかしこの、いかにもメダルで開けられますな鍵は嫌かな」
2人でカタログめくり、最終的に引き戸用の間仕切り錠でいいんじゃないかと。
↑左が間仕切り錠。
「これもボールペンで開けられるみたいですが」
「それでもあからさまなメダル感よりは良い」
サムターン錠と安全性は同じなのだが、もはやこれは私の気持ち的な問題だな。
気になるようならサブロックを考えよう。
「LDKのハンモック用フック、高さが220㎝に指定されてますが、ちょっと高くないです?」
「そう…ですね…」
建築士さんの設計したお宅はほとんどハンモックついてて、
建築士さん自身もかなりハンモック好きみたい。
だからその建築士さんがフックの高さを決めたのだとしたら、
あんまり素人が意見するべきでもないのかもしれないと思っていた。
しかし、ハンモックメーカーさんのHPとか見ていると、
180㎝くらいでいいような気が…あんまり高いと私の手が届かないし。
結局180㎝に変更してもらったんですが、ここで初めて建築士さんと雑談する。
いつも打ち合わせしかしてなかったので、建築士さんの趣味とか知らなかった。
建築士さん、昔は結構アウトドア好きでキャンプとかしてたらしい。
だからハンモック推しなんですね。登山というかハイキングもよくするって。
見積もり書について8項目
見積もり書はわりと適当なので、型番違ったり部品の色が違ったり…
「基本的に図面ベースなので、見積もり書は気にしないで下さい」
だそうで、金額さえ合っていればという感じみたい。
厳密に計算したらかなり増えそう、というのは私もわかる。
ようやく洗面台の詳細を詰めていきます
どうも、MさんはAICAカウンターの参考図面とかは渡したものだと思っていたらしい。
「いや、もらってないです」
「そうですよね、こちらです」
「ああ、これです、ずっとこれが欲しかったんですよ」
「ご指摘頂いた通り、詳細の寸法も記載しました」
「ありがとうございます」
正面と真横からの立面図に、平面図。これでようやく完成形がイメージできるというもの。
図面を見ながら詳細の確認と微調整を行う。
うんうん、ここまで詳細書いてあれば、第三者が見てもわかるわ。
大工さんに渡してもちゃんと希望通りに作ってくれるだろうと思える。
図面として出てくると、こちらもこれはもう少し右に寄せてとか、
なんでここ左右対称じゃないのとか、確認や要望も出てくる。
洗面台はこだわりが強かったので、
ほとんど打ち合わせも無く決まった事がすごく納得いかなかった。
今回、ようやく数字を突き合わせて入念に確認できて、
やっとこの図面で大丈夫だろうという気持ちになれた。
真面目に打ち合わせしたら時間はあっという間
とことん話し合っていたら3時間半に及び、終了したのは22時半…
お腹減り過ぎて、というか血糖値が下がって手が震えだした(;´Д`)
昨日の打ち合わせで終わらせていれば、こんな事にはならなかったのに…
まあ仕方ない。そして毎回付き合ってくれるMさんには感謝である。
「では、修正図面は明日以降にメールしますので、来週の打ち合わせで最終確認をします」
「お願いします。あとついでにTOTOとタカラスタンダードの最終仕様書も下さい」
「わかりました、それもお送りします」
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