確認申請でざわざわしている建築士Mさん。
保健所HPに載ってた開設要項は最初に渡しているので、
最初からそこに従うように設計してくれているのですが、
その要項が結構あいまいと言いますか…
「これで保健所の許可は大丈夫でしょうか…」
「ん~、たぶん大丈夫じゃないでしょうか」
みたいなやり取りを経て、
確認申請に当たり、私も役所にGOサインもらっておかないとな…と動き出してみました。
とりあえず電話で保健所に確認した所、
担当者がその日なんか他の仕事があるらしくて、
午前中何時までに来て下さいと言われ、
休みの日だけど早起きして行ってきました。
とりあえず図面を見せて、問題ないか確認してもらう。
「…2Fは何か別の施設ですか?」
「住居です。玄関は別で、内部で鍵付きドアで仕切ります」
「なるほど。玄関が別にあるなら問題ないですね」
エリア分けを明確にしなければならない所については、
きちんと天井までの壁とドアがあるかを確認される。
内部資料らしいものと見比べて、でもあっという間に終わった。
「面積的にも問題ないです。換気はどうなります?」
「窓の面積が取れないので、換気扇を2つ付けます」
「ああ、これですね。なら大丈夫です」
「換気扇の種類とかいいんですか?」
「特にそれは規定が無いので…換気扇であれば大丈夫です」
「排気だけのやつでも?」
「はい。換気扇がついれいればいいです」
「なるほど」
「はい、大丈夫ですね。他に何か気になる点はありますか?」
「え、あの、消毒設備とかの確認は…一応ここに手洗いありますけど」
「ああ、そうですね。手洗いあるなら大丈夫ですよ」
「使用する備品の消毒設備とか…〇〇(業界では有名な機器)を入れなくちゃいけないとかは?」
「いいえ、そのあたりは特に保健所でチェックしないので」
「保健所でチェックしないならどこがチェックをするのですか?」
「いや…チェックする所…あるんですかね?」
「開業した後に立ち入り検査があるじゃないですか。その時にやっぱり駄目って言われたら困ります」
「ああ、現地調査はありませんので」
「えっ」
「〇〇市は現地調査をしないので、開業届を出すだけでいいんですよ」
「本当ですか」
「何か問題があるなどの報告が入れば検査に行きますが、開設時には行きません」
「本当ですか…(信じられない)」
あまりに信じられなくて自宅で検索したら、
確かに保健所の開設マニュアルには載ってなかった。
となると、現地調査で「やっぱ開業しちゃ駄目」って言われる心配が無いので、
開業日と告知のタイミングをこちらの都合の良いようにできるって事だ。
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