昼は半袖一枚でも暑かったのに、夜は少し気温が下がったみたい。
寝袋出さなかったので3時頃に寒くて起きる。
寝袋を掛け布団にして、再び就寝。
朝は5時起床。
全身かゆい。
左足のくるぶしから先が虫さされでひどい事になっている。
北海道のアブは大きく腫れて痛くて痕になったけど、本州は小さく赤くかゆくなる。
背中もかゆい。これは寒立馬のダニのせいだと思う。
夜露が結構ついてたので、テントを干しつつ片付けつつ、朝ごはん。
昨日のトウモロコシが食べきれてないので、
ここにキャベツとニンジン、水をいれ、卵を落として巣籠もり風に。
↑最終的にコーンスープの素を投入。次は他の味買おうかな…。
結果的に茹で状態になったトウモロコシが、さらに甘くぷりっぷりになってめっちゃ美味い。なんだこれ!
OKDさんが来たので、お礼と感想を伝える。
「皮が固くなかったですか?あれはちょっと失敗して」
「いやいやいや、めっちゃ美味しかったです!」
「マジですか、普通に売ってる分はもっと美味いですよ。宣伝ですけど笑」
↑この大きなテントは便利だよなぁ。
週末だからか、道の駅でイベントがあるみたい。
地元の人が朝早くから草むしりやらでせっせと活動されている。
↑産直のおじいちゃんにもらった。ほとんど24さんが食べた。
なんだか昨日から色々な方に色々なものをもらうなぁ。ありがたい、嬉しい事です。
↑日差しも十分。準備が出来たら8時出発。
今日はバイク屋さんに行くんだけど、その後はしばらく入れなさそうだし一度お風呂入っておくか。
↑道の駅・浅虫温泉 ゆ~さ浅虫(350)
シャンプー類は無し、ドライヤーはある。
洗い場が狭くて隣の人とすごい近い、なんか気まずい。
道の駅自体は街中に建物がドーンって感じで野宿出来そうな感じでは無い。
海岸の公園ぽい所ならいけるのかな?でもここ泊まるなら道の駅・よこはま行くわ。
↑イギリストーストのねぶた祭り カシスジャムとオレンジマーマレード(104)
↑13時半、バイク屋さん到着。
荷物満載状態ではセンタースタンドがたてられないという。
てっきり吊るすやつがあるのかと思ったけど無くて、今日は技術者さんも1人みたい。
そりゃ1人じゃセンタースタンドは難しいよねぇ…。
鹿児島のバイク屋さんはこの状態でも一人で立ててたけど、
あの方はかなり熟練ぽかったしなぁ。跨らずにアクセル回して取りまわしてたもん。
黒いボックス以外を全部外してセンタースタンド立ててみるも、
後輪が浮かないのでタイヤが外せない。結局、荷物は全部おろす事に。
作業中は事務所でウトウトしてたら、
地元のW650乗りの女性客が来店、ねぶた祭りや周辺観光について話を聞く。
せっかく行くなら跳ねてきな!とすすめられる。
しかし詳細がわからない。
キャンプ村に行けばそれっぽい人ばっかりだからわかるよーという感じ。
事務の方も女性ライダーも東北っぽい訛りで、
特に事務の方が若いのに訛ってて、おっとりした外見もあってすごいかわいい。
14時、故障バイクのレッカーに行くため、技術者さんが30分程留守にするという。
急いでないので構いません~と、時間がかかりそうだし近くのモスバーガーに移動。
↑眠いのでコーヒー飲みつつ、記録作業を進める。
まだ時間掛かりそうだから、今日はどこも観光せずにねぶた直行かな。
16時前、連絡をもらってバイク屋さんへ。
↑チェーン交換終了!張り具合もびっしり!
後輪のスポークがだいぶ緩んでいたので締めておきましたとの事。
だいぶ後ろに過重かかってるので、緩みやすくなってるみたい。
バイク屋さんもあんまりチェックしない場所なので、注意するように言われる。
チェーン交換後の感想としては、
旅の途中から、どうも走ってる時にカタンカタンと電車のような振動があったんだけど、それがなくなりスムーズになった。
あれはチェーンが原因だったんだね。勉強になりました。
ねぶたは19時かららしい。
ベテラン参加者のネズさんを頼りにしてたんだけど、どうも所用で秋田に行ってしまったみたい。
私もあんまりわかってないけれど、とりあえずフェリーターミナルのキャンプ村に行きますか。
↑青森市内を走ると、それっぽい人達を見かける。
↑16時半、キャンプ村到着。
看板は少ないものの、確かに行けばわかるつくりだわ…。
駐車場がどこかわからないので空いてる所に停めてみたら、目の前のテントの人が場所を教えてくれる。
停めちゃいけない場所とか決まってるみたい。
詳しくは掲示板を見ろと書いてあったけど、見てないですわ…( ´,_ゝ`)
↑Kさんを探してうろうろしていると、またまた偶然、ワッキーに会う。
余市で会った自転車の子と知らない男の子と3人、すでに衣装を着ていた。
ここで私の勘違いが発覚。
実は跳ねるのは今夜が最終日らしく、しかも17時からミーティングが始まるというじゃないか。
「ミーティング始めまーす!全員集まって下さい」
あーーーーー、もう間に合いませんわ(´・ω・`)
ライダース着たままウロウロしてるの私くらいで、ぞろぞろと動き出す跳人に取り残される。
とりあえずテント張って今夜の寝床は確保しておくか。
大混雑のキャンプ村、隣との距離も近いしプライバシーなんて無さそう。
それなら知ってる人の近くがいい。
ワッキー達の隣の隙間にテントを張らせてもらおう。
ミーティングを終えて出発していく面々を見送る。
↑いってらーーー´ω`)ノシ
さて、どうしたものか。
駐車する時にスペース作りを手伝ってくれた外人がぽつんと残っていたので声を掛けてみる。
背も横幅も大きくてひげ面でサングラスしてて、誰が見てもザ・外人なドイツ人なのだが、
広島で10年教員やってるそうで、普通に日本語を喋る。
方言ごった煮な私の日本語もちゃんと理解してくれた。
バイクでキャンプツーリング中な彼は、私と一緒でさっき到着したらしい。
「もっと早く来なければいけないなんて知らなかった。残念です。しょうこはどうします?」
「んー、屋台結構出てたし、歩って見に行こう思っとる」
「えっ、結構遠いですよ。4kmくらいあります」
「1時間歩けば着くやろ。バイク乗ったらビール飲めん」
「なるほど…それは良い考えです。ご一緒しても良いですか?」
「おー、ええとも!行こうぞ!」
というわけで、準備をしたらいざ出発。
涼しげに甚平を着こなすドイツ人。いきなり会場とは逆方向に歩きだす。
「ちょ、どこ行くん」
「コンビニです。ビールを買いましょう」
「飲みながら行っちゃいますか。なかなかやりおるな」
「ドイツ人はビール大好き。ドイツにはビールとソーセージしかない(*´ェ`*)」
↑ビールに対するうんちくを語りながら、コンビニで購入。
アンブロースト!と乾杯をしたら、飲みながらブラブラ歩いていく。
46歳、大学で英語とドイツ語を教えていて、土日は結婚式の牧師をやっている。
牧師の時はわざとカタコト日本語を使うらしい。ばくしょう
フランス語の学生は可愛い子が多いのに、ドイツ語は可愛い子が少ないと嘆いていた。
ドイツでは1杯だったら飲酒運転にならない。
食べながら飲む居酒屋という文化は無く、レストランでご飯を食べたあとにバーで飲む。
結構お喋りでジョークも言うし、顔芸ばりに表情豊かで面白い。
足に包帯巻いてるのでなにかと聞いたら、バイクのマフラーで火傷したらしい。
皮ベロンして温泉入れないって。笑
↑トコトコ行きますよ!歩いて行く人誰もいなそう(・∀・)
500mlビールをあっという間に空けたドイツ人が、
コンビニはどこですか、ビールはどこに売ってますか(´;ω;`)と呟き始めてしばらくしてから、最初の屋台村へ到着。
無事にビールのおかわりをしてご機嫌な様子。
歩きながら巻きタバコを器用に作ってみせたので、吸ってみたい言ったら一本作ってくれた。
↑メジャーな銘柄の葉っぱ買って自分で巻いてるんだって。
タバコは匂いが苦手で吸いませんが、吸えないわけではないので、
初めてみる銘柄とかは時々もらいタバコしております。
好奇心による味見みたいなものですね。
普段タバコ吸わないのですごい驚かれるけど、
タバコ吸える人は全員吸ってるわけじゃないんだって。
canだけど、likeじゃないからdoしない、というところでしょうか。
歩きながらも外人グループや、外人と日本人の国際カップルなんかと話し始めるドイツ人。
一緒にいる私にまで英語で話しかけてくるけれども…
すまん、全然、わかりません(´・ω・`)
とりあえず英語で乾杯は「チィーッス!」らしいので、それだけ言っておいたわ( ゚∀゚)
さて会場到着、どこで見たらいいかわからんので、道行く人に聞いて4号線へ出る。
すでに祭りは始まっており、明るく輝くねぶたがゆっくりと練り歩いている。
↑なにか食べたいというドイツ人と、ステーキ串的なものを食べたり。
跳ね人の衣装を着た人はたくさんいたけれど、思ってたほど跳ねてないというか…。
最前列は跳ねてるけど、列の後ろになるとだらだら歩いている感じ。
これにはちょっと拍子抜けというか…まぁそんなもんですかね。
太鼓やら笛の音で賑やかなので、それは楽しいかもねぇ。
ビールをおかわりしたりしながら、ねぶたの行進とは逆方向に進む。
どうも実は観覧場所は歩道のみで、車道歩いては駄目っぽいんですけど、ぐいぐい歩くドイツ人。
「大丈夫大丈夫、日本語ワカリマセンって感じで許されるから」
「ちょwwひどいwwおぬしもワルよのう´ω`)ノ」
「日本人はこの見た目に甘い(・∀・)」
↑ベースは中央の車輪で、指示出す人に従い、左右で押したり引いたりして動かしてる模様。
↑跳人のお姉さんから鈴もらった。
なんでいきなり渡されたのかようわからんかったのですが、
とりあえず被ってた麦わら帽子にくっつけてシャンシャン鳴らしながら歩く。
↑ダラダラしている跳人。
↑太鼓や笛とタンバリンみたいな楽器叩いてる人は、ずっといい感じ、お祭り気分。
祭りも終了時間になると、急激に撤収が始まる。
特にどこまで行かなくちゃいけないとかはなくて、時間まで練り歩くというスタイルみたいですね。
「すずください」
わらわらと帰路に着く群衆に向かって、道の左右で小さい子達が手を差し出して立ってるんですわ。
声は十分聞こえるけれど、誰も見向きもしないのか、一生懸命声出してるけど顔がマジで悲しそうで。
おいおい…我が子にこんな物乞いみたいな真似させるのか。
正直あんまり良い気分はしませんでしたわ。
ねぶた祭り、話は聞いてたから興味はあったけど、
つるむの苦手、皆で同じ踊りを踊るの苦手という私にはあんまり関心を引かなかったかも。
酒飲んで音楽聞いて楽しくなったけど、跳ね人の格好してないと跳ねたらいけないらしい。
人が多く集まるからルールが決まるのは仕方ないけど、
窮屈だし、参加している跳ね人がそこまで面白そうには見えなかったしなァ。
私は音楽聞いたら気分で身体を動かしたい性質なので、振り付け系は苦手でしたわ。
でも、フリーダムなドイツ人と出会えたおかげで、ずっと笑って過ごせたし楽しかったけどね。
跳ね人に挑発されたので対抗して飛び跳ねてみたり、知らん人とハイタッチしてたりな。
↑ドイツ人がクレープおごってくれた。
「しょうこ、クレープ食べたい?」
「食べたいー」
「ちょっと待ってね…どうもーこんばんは」
「いらっしゃいませー」
「んー、これは、もう閉店だから安くなりますね?半額?」
「え?は。いや、それは…」
「じゃあ30%?」
「いや、値引きはしませんよ」
「でももう閉店の時間でしょ」
「値引きはできませんて」
こういう時だけ微妙にカタコト扱うのな(・∀・)
まぁ普通に定価で買ってくれたけど。笑
さてさて、また歩いて帰らねばならん。
同じ道は面白くないというドイツ人の進むままに任せたら、余裕で迷子になって1時間半かけてキャンプ村帰還。
あれだけ飲んだのにまだ飲み足りなそうなドイツ人だったが、22時半はもう寝る時間や。
「おやすみまた明日な!」
と颯爽と言い放ち、テントに戻ってさっさと寝る。
【記録】
走行距離:235km
歩数:29,170歩
【支出】計2,041円
ガソリン:給油なし
食費:1,691
コメント
“Cheers”