8/1【38日目】→雌阿寒岳登山→道の駅あいおい

2018:夏の北海道チャリ遠征登山

朝は5時起床。

なんか雲が多いなぁと思っていたら、テントを片づけてる間にぽつぽつ小雨が。
嘘やろ!雨降らんって言ったやん!信じないぞ!(( ;゚Д゚))

空の様子からすぐ止むだろうと思ったらその通りで、たいして濡れずに済みました。
なんせフライ片付けてインナーメッシュ乾かしている時だったからね。焦ったわ。

さぁ行くぞ!気合いを入れろ!
キャンプ場に札を返却し、6時に出発。もうここには戻ってこない覚悟!


↑ありがとう雄阿寒岳!


↑6時20分、昨日と同じコンビニで朝ご飯。写ってないけどおにぎりもある。
絶対また来たと思われている。長居してたし。

コンビニにいる間にまた降ってた様子。
天気が微妙だ。
怪しい雲はあるけど全体を覆ってるわけじゃないし、予報では雨マークついてない。
昨日も朝はガスってたけどめっちゃ晴れたし、今日も絶対晴れる!
って信じて行動しよう(´・ω・`)

食料を買い込んだら7時に出発。

国道240号を美幌町に向けて、一昨日通った道を駆け上がります。
虫は怖いが今日は防御力が違う。
登山用の服装なので、サポートタイツに長ズボン。
一昨日の薄タイツに短パンよりは戦えるだろう。

と思ったら、虫がそこまでいなかったのかな?
足が防御されて顔周りに集まっていたけれど、
顔周りもマスクとサングラスとヘルメットで肌の露出を極力抑えたので、
まず止まる事が不可能だった模様。
足には止まってはいたけど刺されなかったのか痛みは無かった。

なんだ、恐るに足らず!(・∀・)長ズボンTSUEEEEEE!!!

天気は回復。晴天。
汗だらだら流しながら息が切れない程度のペースで淡々とこぎます。


↑7時45分、足寄峠 まずは第一難関クリア!

続いて第二難関、登山口までのオンネトー線!
一昨年ヒッチハイクで送ってもらった時の記憶があるんですよ。
確か直線道路の先に雌阿寒が見えてて、でも坂道だったの覚えてるんです!

はい、その通りで、坂道…これは、登山口に続く坂道だ!
旭岳の時と同じ香りがする…きつい!( ゚ 3゚)
サイコンの時速表記が8km…7km…6kmとどんどん落ちていく。
最終的に時速4kmと出て、これ押した方が絶対速い\(^o^)/
でも自分ルールで登山口までこぎ通すというのがあるから、
気合いを入れて必死にこぎましたとも!さすがにゼェゼェしたわ。

8時40分、登山口到着!
駐車場でチャリ旅仕様から登山仕様に変更します。
朝一に荷物の場所入れ替えると忘れ物しそうだったので、
今朝はいつも通りのチャリ旅仕様で積載してたんです。
寝袋入れ替えるのが面倒になり、ザックに入れっぱなしで担いで行くことに。

日差しは暑いけどそう長い行程でもないし、水分は1Lで十分だと思う。
昨日の反省を全く活かさず(と言っても昨日も最終的に1Lで足りたけど)
自分の勘を信じて500mlペットボトル2本を装備。

自転車の前でごそごそしていると、立て看板を見にきたおっちゃんに声をかけられる。
何時間くらいかかるのかとか聞かれて、ん?山登らないのかこのおっちゃん。

お父さんも登山?
まさか!私が登ったら死ににいくようなものだ
そんなバカな

摩周岳も気になってる
あそこは景色が良いから是非行くといい。アブがすごいけど
え、アブいるんかい。やめようかな…
いや、行きなよ。綺麗だから。40年前だけど話のネタになる
40年前!ネタとしては十分過ぎるな

トイレに行くと同じくこれから登るであろう男女ペアに会う。
ああ、確かに摩周岳は綺麗だったよ
アブがすごいって
アブもすごかった
えっ、どうやって対策すれば…タオル振り回したらいいですか?
いや、そんな…虫除けして、あとは気にしない
気にしない
登れない程ひどいわけじゃないから

たぶん私の方が速いだろうから先に出発させてもらう。
と思ったらこの二人も結構速かったけど。


↑9時、雌阿寒岳登山開始!今日もよろしくお願いします(*´ェ`*)

懐かしいなぁ!
一昨年バイク日本一周の時、全然登山に興味が無かったのに、
知り合った24さんと一緒に登って、すっかり登山にハマってしまった。
私にとっては始まりの山なのだ。
ある意味お礼参りというか、
雌阿寒のおかげで色々な山登って来れました!って伝えたくてまた来た感じ。
すごいワクワクしてきた!


↑火口の噴火活動が活発なので注意との事。
噴火ガスは阿蘇山で味わった事がある。
十勝もちょっと喉が痛くなったけど、あの感じになるかもという事か。気をつけよう。


↑最初は木の根が縦横無尽に走る登山道。

登山道は広く、親切過ぎる程に印がつけられ間違えるはずがない。
見通しもよく、土と木の根で足の裏にも柔らかく、気持ち良い。
久しぶりになんだか快適な登山だ。やっぱり雌阿寒は優しいのか。

小さい男の子を2人連れた男性2人に追いつく。
片方がおんぶして登ってたけど全体的に軽装だし、
さすがに頂上までは登らないだろう(途中で引き返した模様)
でも小さい子供でもこの木の根の道を歩くのは楽しいと思うんだ。
雌阿寒は優しいなぁ(*´ェ`*)


↑30分も歩くと根っこエリアを過ぎて、景色が変わってくる。


↑9時半、視界が開けてくる。


↑あー懐かしい!ここ通った記憶ある!


↑9時40分にもなると、時々展望が開くように。

遮る物がなくなると風が吹く。
今日は暑いから、風があると快適だ。
登山指数はCで風が強いという予報だったけど、あえて今日にして正解かもな。
夏の山は無風だと熱死してしまう。

ていうかこの山全然虫が飛んでないなぁ。
登山道も適度に幅があるし、
目の前を虫がブンブン飛ばないので、本当に快適に登れる。
楽しいなぁ、楽しい(●´ω`●)
たいして歩いていないの森から山に変わっていくし、
少し歩くとまた標高があがって違う景色に変わっていく。
きつくなく、楽しく登れる山。
雌阿寒は本当に優しい山だ。私この山好きなんだなぁ。


↑一昨年この上に乗って写真撮ったなぁ!


↑オンネトー見えてきた。本当はもっと緑というか青というか、
もっと違う不思議な色なんだけど、写真だと上手く撮れないねぇ。


↑10時、六合目
今までも看板あったのにすっかり写真撮るの忘れてた。


↑10時10分、七合目
七合目を過ぎると徐々に岩場になってくる。木も低くなり風も吹く。


↑下界は緑一色!どこまでも緑だ。


↑山頂側は岩だらけ。


↑10時20分、八合目 ここからはほぼ岩場。
ジャリジャリと滑る小石を踏みしめ、ゴロゴロ転がる岩の間を登っていく。

一昨年もそうだったけど、鳥の鳴き声が聞こえる。
探してみると、高い岩の隙間に巣があるようだ。


↑ズームしまくったのでちょっと荒いけど。

結構風が強いのか、親鳥が一生懸命風に逆らって飛びながら、
隙を見て巣に餌を運んでいる。


↑10時40分、九合目 折れてる!

ここまでくるとほぼ山の上。
ぐるっと火口を回って山頂を目指します。
私、山頂からオンネトーが見えると思ってたけど、
ここでぐるっと回るから見える景色ががらっと変わるんだね。


↑火口側


↑一昨年と同じく、ゴウゴウと噴煙があがってる。

火口を右手に、滑るガレ道をトラバースするように登っていきます。


↑10時50分、雌阿寒岳(1,499m)登頂!

あれ??誰もいない…
早朝開始組はすれ違った下山中の人達だろうから、午前後発組は私が最初だったのか。

山頂写真を撮って欲しいので、人が来るまで待ちましょう。
登ってる人あんまりいなかったからなぁ…下りてくる人ばっかりで。
おばあさん一人と子供連れしか追い抜かしてないから、トイレで会った男女ペアが来るかな。


↑阿寒湖と雄阿寒岳。
昨日登った山を、昨日登った時に見えた山から見返すってのも、気分がいいものですなぁ!
昨日は雌阿寒岳が「こっちもおいでよ」って誘ってるように感じたし、
今日は雄阿寒岳が「よく登ったね!」って誉めてくれてるように感じる。
これで雌雄阿寒岳、登頂だ!!(*´Д`*)


↑緑に一本線が入ってるので、拡大してみたら直線道路か。
これさっき登ってきた道路やな!
走る先に山頂見えてたもんなぁ。まぁその時は写真撮ってる余裕無かったけど。

さすがに山頂は虫が飛んでる。風もあんまり無い。

虫が多いランキング更新。
【十勝(不快)>>美瑛>富良野>旭(食事できる)>雌阿寒】
利尻の山頂はいなかった。


↑おにぎり2つ食べて誰か来るのを待ちます。


↑雌阿寒富士はあれだね。結構下りて登るなぁ。

雌阿寒富士まで行くとなると、2時間以上かかるだろう。
余裕があれば行ってしまおうかと思っていたけれど、
ここまで登ってきた感じだと結構からだが疲れている。
足が重く感じるし、実は2回程足を滑らせてる。
下山後に自転車で峠2つあるし、無理しないで楽しい思い出だけを持って帰ろう。

20分程で予想通り男女ペアが到着。お互いに写真を撮りあう。

雌阿寒富士登ります?
いや、こうして見ると結構ハードそうなんで、やめておきます
あはは、ですよね。私もバテたので戻ります

11時15分、下山開始。

私は五合目~七合目あたりが好きなようだ。
見下ろす景色に自然物がほとんどなく、市街地も見えず、
かと言って連山みたいな山々が連なるわけでもなく、
一面の緑の絨毯に、低い山がぽつぽつと。

なので山頂よりもこっちの景色をめちゃくちゃ写真撮ってました。


↑オンネトー。


↑見渡す限り、どこまでも緑。
海でも山でも無いのに、建物も無いってのは珍しいと思う。

うーん、しかし、写真うまく撮れてないなぁ。
いまいちなのばっかりだった。


↑クリックで拡大

問題無くサクサクっとくだって12時半、下山完了!


↑自転車ちゃんと残っててよかった。
登山口過ぎたあたりに「車、自転車盗難が相次いでます!」って看板あって、
戻ったら自転車無かったらどうしようかと思っていた。
今回カギはしてたけど地球ロックしてなかったから…(;´Д`)

靴と靴下を脱いで乾かし、汗で虫ちゃんが集まってきているので、
パーカーを水洗いして自転車にかけておく。
本当おまえら汗くさいの大好きなんだから!(`ε´)


↑13時、野中温泉(360) 一昨年入れなかったので念願!

シャンプーリンスはもちろん、洗い場はありません。
体を洗う為に入るというより、体を流して浸かるという感じ。
一応みんな持参の石鹸とかで簡単に体を洗ってました。
私も体だけは洗った。ドライヤーが無いので頭は濡らさず。

硫化水素ガスが発生するので喚起必須らしく、
内湯だけど窓全開、露天へのドアも開けっ放し。
露天は男女の湯を仕切るのがすだれ一枚。他のお客さんと喋る。

内湯熱くないです?
ですね、まだ露天の方が入れる
ここ男女の仕切が心許ないですね
うわ、めっちゃ見られてる!!

女性が慌てて内湯に避難して行ったので、私も追いかける。
(私はすだれに背中を向けていたので詳細は不明)
すだれが風になびくと隙間が開いてたので、普通に見えるんだろうなぁ。

というわけで、ほぼ内湯に浸かってました。
でも熱くて足湯だけど!

休憩室で少し仮眠をしていたら、なんだか怪しい雲がムクムクと。
降られるのは嫌だけど、日が陰るならちょうどいい。
14時半、出発。


↑登りでさんざん苦労し、山頂からも見えた直線道路です。


↑振り返ると雌阿寒岳!ありがとう、楽しかった!!

ペダルをこがなくてもどんどん加速していく。
あまり道が綺麗じゃないので、適宜ブレーキをかける。

国道に合流したら、はい、登りますよ!!
今朝越えてきた足寄峠に再び登ります。
虫が集まってきたけど…足に止まっても全然痛みが無い。
温泉で自転車仕様に着替えず、登山用タイツと長ズボンのままで来たけど正解だ。

楽しい登山だったので気分が軽い。
一昨日あれだけつらかったのに、いつも通りに淡々と上って足寄峠クリア!
下った先で今度は美幌方面に曲がり、再び淡々と坂を上っていく。


↑15時20分、釧北峠(620m)

ここは美幌方面から来る時が大変でしょうね。
峠越えてから道の駅までずーーーーーっと下りだった。
もう二度と通らないつもりなので、ただただ楽しく下っていく。


↑15時50分、道の駅・あいおい到着!

久しぶり!変わってないなぁ!
クマヤキ推しがさらに加速した気はするけれど、産直に並ぶ豆腐製品も相変わらず。


↑クマヤキのあんこ(180)

タイツを日に干したり荷物の整理。
記録作業を行いながら閉店を待つ。

18時半、人がいなくなった事を確認してからテントを張って夕飯。


↑うどん 久しぶりな気がするって事は、全然自炊してないね…

外の水道をあてにしてたけど止められているようで、
どれだけ蛇口をひねっても水は出なかった。
登山口で入れてきた水を使おう。

塩ラーメンのスープの素だけ余ってたので、
こいつでうどんを食べてしまいましょう。めんつゆ無いし。
ジンギスカンに袋麺を入れた残りだから…おびらから持ってるやつだ!


↑うどん2人前ゆでるにはちょっと無理があった模様。

まぁちょっと失敗したけど、自分で食べる分だからどうでもいいわ。
2人前はさすがに多いかなと思ってたけど、ぺろりと平らげ、厚揚げも2枚完食。
クマヤキ食べた後も、持ってたおやつ食べたりしてたのに…。

日が沈むの早くなった?
19時過ぎには段々暗くなってきて、ちょっと焦りながら片付け。

道の駅の人がやってきて、テント横の入り口から建物の中に入っていった。
すみません、ちょっと場所お借りしてます
あー、全然いいよ、大丈夫!
大変だね、がんばってね
優しい(●´ω`●)

片付け終えたら、さっきから自販機の横でたばこ吸ってる人が気になる。
声をかけたら神奈川ライダーだった。
列車に泊まるそうで、もう一人女性チャリダーがいるとの事。

こっちにテント張ってるけど、あっちの列車の方が楽じゃない?
いや、でも着替えとかあるので、テントの方が楽なんですわ
あー、女性は特にそうだよね

列車泊まった事ないけど、一昨年と同じ理由を話して納得される。
1週間前くらいに北海道入りしたそうで、
梅雨前は九州に、梅雨は自宅警備、梅雨明けしたので北海道来たそうで、
特に期間の制限も無いから飽きたら帰るという。
道の駅によく泊まっているようで、道の駅トークで盛り上がる。

ここの道の駅はいいよね、静かだし
コンビニが近くにあったら最高なんですけどね
一番近いコンビニは20km先だって
20km
美幌から走ってきたけど確かに最後のセブンからきっちり20km
となると、私の明日の最初の目標はそのセブンです

明日は富良野に行くそうだが、たぶんラベンダー終わってる…
遠目に見て咲いてるように見えるならいいや、てな事らしいです。笑

喋っていたら20時過ぎていた。
外は真っ暗。もう寝よう。
しかし喉が乾いた。またジュース買っちゃおうか迷う。
塩ラーメンのスープなんか使うから。わかってるけどさぁ。
でも水は飲める時に飲んどいた方がいい。
私はわりと我慢しがちだからね。

 

【支出】計2,053円
食費:1,693
入浴:360

【走行】43.54km
Av:16.0
Mx:55.6

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片手鍋でひとり旅

コメント

  1. せな より:

    でた!やっと出てきた!
    神奈川のライダーです(笑)

    正確には、自販機の横で(地べたに座って酒飲みながら)タバコ吸ってました(笑)

    そりゃ気になって(と言うか怖くて?)声掛けますよね^^; 無駄にビビらせて申し訳ありませんでしたm(_ _)m

    • しょうこ より:

      気球あるのでせなさんずっと出てきます。勝手に出してます。沈没してた日も多かったし(・∀・)
      これは私の覚えてる範囲の日記なので、セリフ回しとか細かい事はフィクションですのでご了承ください。
      気になるようなら削除しますので仰って下さい。
      なんもビビってないんで謝られても困りますぞ~(´ω`)ビビるような相手にはそもそも声かけないですからねぇ。