7/20【26日目】→エサヌカ線・ピンネシリ→森林公園びふかアイランド

2018:夏の北海道チャリ遠征

朝は5時起床。
三方が壁で覆われているというのに結構風が入ってくる。
うん…外は強風か!!

とりあえず手早くテントを片してしまう。
トイレに行った時に話しかけて来た人が最終的に宗教の勧誘だった。
旅中よくある事やな。
やはり仕事をしてないでぶらぶら旅をしているというところが、
何か救いが必要な人に見えてくるのだろうか…。
一応実家的にも特に宗教の強制はされてないですが、
あえていうなら八百万の神様を信じていたい…と思う私です。

自転車が一台、この風の中を走っていくので声をかけて手を振った。
見ていても明らかに強風で大変そう…まぁ私も同じ立場になりますけど。

キャンプサイトのテントもかなり揺さぶられている。デスヨネー(´・ω・`)
あまりに風がビュウビュウ吹いているので、道の駅の建物内部に避難。
朝ご飯を食べながら天気を調べる。


↑6時、ケーキドーナッツ(5個入り)

あれだけ調子乗ってたくせにちょっと体重増えて太ったので、
炭水化物をとりすぎないように気をつけようと思います。
これから向かうピンネシリの登山指数はAなんだけど、この風ですよ…
内陸に入ったら止むだろうか。

まぁ現地着いてから考えるしかないな!(・∀・)


↑6時15分出発、風が強い!
進行方向右斜め前からの強い風で、自転車が押し返されるしハンドルを取られる。
これは車道を走るのは危ないと判断、慎重に歩道を走ります。


↑防風壁がある国道はまだ風の影響も抑えられているが、途切れた瞬間に吹っ飛ばされる。

通称エサヌカ線は走れるだろうか。あそこは何も無い吹きっさらしだ。
でもせっかく来たから走りたい…やはりオホーツク海側の楽しみと言ったらそこじゃないだろうか。
とりあえずちょっと走ってみて、ダメそうならすぐに国道に避難しよう。


↑牛発見!


↑風車がすごい勢いでぐるぐる回っている。めっちゃ発電してそう。

道の駅を出て10km。速度を出さずに気をつけて走行し、いざ通称エサヌカ線へ!

あたり一面何も遮る物がなくなるが、意外にも風が…大丈夫かも!(・∀・)


↑とりあえず記念撮影。

風で自転車が倒れそうだったので、遊んでないで素直に走るだけにしておきましょう。
右サイドバックにぶら下がっているテルテル坊主の感じで、風の強さは推し測ってください。

一昨年よりもガスが少ない気がする。


↑まっすぐな直線の行き止まりにこの標示。
どこに繋がっているのか一切書いてないので、より異次元空間の感じを醸し出している。


↑片方は舗装路だけど、もう片方はこんな感じでダートになってるから、
ナビが無くてもまぁ迷いはしない、かな。

バイク2台と車2台に追い抜かれ、対向車は3台ほど。
あとランニングしている人が一人、すれ違った。あの人どこまで走る気なんだろう…。


↑後半になると牧草ロールが転がっていたり


↑牛が放牧されていたり

エサヌカ線を出たところで町に入るので、ここでやっとコンビニ発見。ちょっと休憩。
30kmを2時間か。あの何も無いところに2時間もさ迷っていたのだ。
いや、ひたすらまっすぐ走ってたけど、
異世界に迷い込んでいたと言ってもいいくらいの空気感だった。
バイクだったらあっという間だけど、自転車だとこうも距離感覚が違う。
だからこそ、自転車で走って面白かった。本当に異次元だったよ。
自転車で行くならぜひお勧めしたい。

一昨年はガスと寒さであんまり良い思い出がなかったけど、
今回は気持ちよく楽しめたので、悪いイメージが払拭された。また走りたい。


↑8時15分、フライドチキンとおにぎりを補給。
あと行動食用にドーナッツとアンパンを購入しておく。

コンビニに着いた時に、おそらく朝会った自転車っぽい人が入れ違いで出発。
ここまで来たらルート一緒だ。後で追いつくだろう。

30分ほど休んでから、内陸に向けて進路を取る。
今日は西風…つまり向かい風だ!!


↑また牛

そういえば、だいぶ前にキタキツネを一回だけ見たけど、
写真撮ろうとしたらすぐに隠れてしまった。

山に入れば風も収まるかと思ったがそうでもなく、
ハンドルを取られるほどでは無いけどスピードが出ない。
下り坂でも止まってしまうくらいに押し返される。

風が無かったら気持ちよくスピードの出そうな快走ルートだというのに、
普段よりも力一杯漕がないと進まないとは(;´Д`)

中頓別を一応休憩ポイントにしてはいたが、予定より早かったのでスルーして進む。

ハンドルを取られる横風よりは気を使わなくていいから楽かもしれない。
ただひたすら坂を登っているようなもの。物は言いようだね。

途中で自転車を一台抜かす。
やっぱり朝会ってさっきコンビニで入れ違ったおじさんチャリダーだ。
挨拶して風強いですねーってだけ交わす。


↑10時半、進行方向にピンネシリっぽい山が見えてきた。


↑左手に見える程近づくも、あーーー山頂めっちゃ雲かかってる。
次から次に雲が引っかかるように停滞してて、当分晴れそうにも無い。
お鉢型の可愛い山っぽいんだけどなぁ。

さて、どうしよう。

登山口でもある道の駅・ピンネシリには11時過ぎに到着。
登山名簿を見ると今日は誰も登っていないようだ。
うーん…難しい山では無いようだけど、
登っても利尻も何も見えないんじゃあんまり楽しくないよなぁ。


↑11時20分、ソフトクリーム食べて考える。


↑道の駅の建物、右側奥に登山口の鳥居が見えている。

さっき抜かしたおじさんチャリダーがやってきて、今度は少し話す。
北海道在住、5日ほど休みを取ったので走っているそうだ。
明日は旭川に帰っちゃうんだけど、今日は音威子府で宿を取っているとの事。

休憩しつつ結構迷うも、ちょっと雨がぱらついてきたのでそこで登山を断念。
こんな天気で登っても修行になってしまう。楽しくない。
登山は楽しく登るもの!山の神様が「今日じゃない」って言ってるんだろう。

それなら今日の宿営地を考えなければ。
道の駅・ピンネシリ予定だったけど、ここあんまり張りたくない感じ…
トイレは綺麗だけど、屋根の下が少ない。温泉もひなびた感じだし…
美深でお祭りやっているとsuuさんから情報が入っており、
やり取りの末にキャンプ場で合流する事になった。

フフフ…ここから60kmか!のぞむところだ!
さっきのおじさんチャリダーはすでに出発していた。
音威子府までに結構ハードな峠があると言い残して言ったからなぁ…心配。

と思ったらまさにその峠でおじさんチャリダーに追いついた。
峠というか、登坂車線もある長い坂道だ。いわゆる北海道らしい峠。
息が切れるけど、青森の峠に比べれば登りきれる。
そんな感じでクリアしたらあとは下りメインで楽勝だ。

結局2時間とかからず、13時半には道の駅・音威子府に到着。
売店は閉店してるようで、トイレしかない。なんじゃこの道の駅、やる気無いんか。


↑屋根はほぼ無いので設営は無理かな。

美深に行く前にコンビニ寄らないと、キャンプ場周りに何も無かった。
そう思いながら出発すると、ちょうどsuuさんが走ってきたところだった。

ええーー!!偶然ってすごいな!(・∀・)
走りながらジェスチャーで少し先のセイコマで合流、今日の夕飯を相談。
その時に再びあのチャリダーおじさんがやってきた。

これから南下?白銀走るといいですよ
白銀?
十勝岳とかの
ああ!(バイクで走った)あそこはチャリにはきつくないです?
その脚力があれば大丈夫。今日の峠と同じ感じだから

買い出しが終わったら残り20km、
先に走り出すも颯爽と抜かれて、suuさんはとっくにキャンプ場へ。
私はというと、ここ結構アップダウンあってな…
疲れも出てきてて、ひぃこらしながら地面ばっかり見て走っていたよ。

キャンプ場・森林公園びふかアイランド到着は15時15分。
道の駅・びふかの裏の坂を下りたところ、温泉が目の前のオートキャンプ場だった。
道の駅はキャンプ場へ誘導する方針で、確か野宿禁止とか何か張り紙がしてあった気がする。

すでにsuuさんが場所の目星をつけてくれたが、
キャンピングカーや大きなタープを張った優雅な感じのキャンパーが大勢。
雨予報もあるから少し木の下に入れた方がいいかな…なんて思ったのが失敗で、
この時期はそう、ちょうど毛虫の時期だ!!\(^o^)/
あっという間にテントにも毛虫が群がり始め、ペグ打つ前にすでに3匹ほどよじ登っていた。
私のインナーはオールメッシュだから、中から見えてちょう気持ち悪い。
うーん…これは…明日の朝次第で撤収ありえるな…
suuさんは明日の夜の花火を一人で見たくないから、私が撤収するなら一緒に撤収するという。
さすがにそれも悪いけど…でも毛虫ダメなんだよぉ、
毛虫とナメクジはダメなんだ。ムカデは平気なんだけどさ。
私ずっと毛虫毛虫言い過ぎてホントごめんねsuuさん…。

とりあえず、天気もあるし明日朝まで保留にし、温泉にいこう!


↑16時15分、びふか温泉(400)
浸かってる間はあんまり感じないが、浴槽を出てから肌を触るとぬるっとする。
サウナに入ったら地元のお母さんに捕まり、頑張りすぎてやばい感じになる。

髪を乾かす気力も無く、服だけ着て外に出るとsuuさんがいた。

オレ湯船浸かってられないんだよね。熱い
わしもじゃ。だいたい足湯みたいになる
いや、さすがにもう少し浸かるけど
サウナ入ったらちょっとヤバい感じ
え、サウナ入るんだ
汗かきにくくなるって聞いたから入るようにしとん
それ脱水して汗かかないってだけじゃ…

ちょっとマジでやばい感じで、ポカリを購入するも力が入らなくて蓋が開けられない。
suuさんに開けてもらって飲みながら休憩。
そこそこ落ち着いたのでテントサイトへ戻る。

18時、暗くなる前に夕飯を食べよう。
ここは自然の明かりを大事にしているので、夜も極力外灯がつかないようになってるらしい。


↑野菜は2人でシェアします。


↑シメジとモヤシとジンギスカンと豆腐の鍋的な物+トマト

怪しい雲がわさわさ迫ってきたので、さっさと片付けて19時にはテントに引きこもる。
日か沈むと毛虫の活動も無くなるようだ。
頭の近くに1匹、テント中腹に1匹、5cmくらいのがへばりついている。
動きが無くなったのでそのまま放置しておこう。
まぁそうだよな、毛虫にとっては庭にいきなり不審者が入ってきたようなものだ。
こちらはお邪魔させて頂く身として、謙虚な姿勢をとらなければならないよなぁ(´・ω・`)

さて雨は明日の朝から昼にかけてだなぁ、明日はのんびりしたいのに。

【支出】計2,173円
食費:1,773
温泉:400
キャンプ場:食費出す代わりにsuuさんが負担してくれた

【走行】114.51km
Av:16.5
Mx:43.2

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