朝は4時起床。
隣のテントのいびきがすごかった(昨日飲んだメンバーではない)
10m以上離れてるのに。昨日の夜から止まる事なく朝もいびきかいてて、
さらに10m以上離れた女の子もうるさかったと言っていたから相当である。
キャンプ場に響き渡っていたに違いない。
予想通り夜露がすごい。テントがぐっしょりだ。
天気は曇り。日が出てこないだろうから撤収に時間がかかりそう。
荷物を片付けながら、雑巾でフライを拭いて乾かす。
乾かしている間に朝ご飯。
カラスが狙っているので最新の注意を払いながら、お湯を沸かしている間に顔を洗いにいく。
戻ったら鍋の蓋が開いていた。倒されてなくてよかったが…
カラスに狙われていると、戻ってきたときに間違い探しみたいな感覚になるね。
何か足りない物はないか?置き場所がずれてる物はないか?みたいな(・∀・)
↑このシートをお湯に入れると…
↑みるみるとろろ昆布になるのです!また利尻昆布ラーメンだよ!ハマった。
美味しいなぁこのラーメン。
ただ売ってる場所によって結構値段が違う。
利尻のフェリーターミナルは230円、
礼文のフェリーターミナル前のお土産屋さんで250円、
スコトン岬では300円台で売ってた。
↑そういえば久種湖畔キャンプ場なのに湖を見ていないなと思って。
テントも乾いたので片付けて、準備体操をして出発したのは6時。
やっぱり結構時間がかかってしまったか。
まぁ急がないで済むように早めに起きたんだけども。
リースカーの女の子は早い時間からコーヒー淹れてまったりしてたけど、
札幌ライダーとデリバリー君はちょうど起きたくらいだった。
軽く挨拶をして出発、早速香深に向かいます。
北のカナリアパークだとかちょっと見て、朝一のフェリーに乗るつもり。
↑久種湖から海岸線に降りるときに見える大陸が、一体どこなんだろう。稚内なのかな?
↑これな。
↑今日は利尻が全然見えない。
海岸線を走っていると、ちょうど昆布漁の真っ最中だった!
何艘も船が出ていて、器用に昆布を巻き上げて船にあげていく。
↑巨大フォークみたいなのでスパゲティのように昆布を絡め巻いていく。
そしてそれを陸地で綺麗に並べて干している。
昆布が干してある日は雨は降らない、とネズさんが言っていたな。
という事は今日は雨降らないのか??信じるよ??
↑収穫した昆布は、丸められたまま陸地に転がされる。
↑すごい、立派な昆布!
↑点々と昆布の山が作られていく。
巻き上げた昆布が山と積まれている状態がおもしろくて、
自転車停めて見ていたら、後ろからおばちゃんに声をかけられる。
「何あんた、手伝ってくれるの?」
「え?あ、じゃあやります!!」
人手が足りなくて大変らしい。
漁業はもちろん、観光飲食業も全然足りてないそうだ。
おばちゃんと昆布を運んできたお兄ちゃんの2人だけで
大量の昆布の山を並べなくちゃいけないようだ。
自転車を停めて軍手を借りる。
昆布の根っこはおばちゃんが切ってくれるので、
裏表だけ気をつけて、とにかく並べろと。笑
↑6時半、とれたての昆布を触っちゃいました(・∀・)
裏表が結構難しいけど、あとはひたすら隙間無く並べるだけ。
ほぼ放置されてました。
↑これが昆布の根っこ。
明日雨予報なのにこんな採ってきて大丈夫なのかねぇとか、
利尻の昆布もいいけど、やっぱり礼文が一番おいしいとか、
昆布のグレードとかについてお話しながら手伝わせてもらいました。
結構外人さんも見てる事が多く、同じように手伝ってもらう事は日常茶飯事みたいだ。
↑これ全部私が並べた(・∀・)ドヤァッ
ただ一山並べたら結構もう飽きるわ(;´Д`)
それにフェリーの時間があるし…ってことで、お礼を言って離脱してきました。
お礼に缶コーヒーもらった。いやむしろ良い体験でした。ありがとうございました!
さて、ちょっと急がないと。
香深に行ってる暇はなくなったので、そのままフェリーターミナルへ直行。
8時直前に到着し、何はともあれ乗船券を発行したら、礼文岳の登山バッジを探します。
利尻のキャンプ場にいた、礼文島行ってから来たって男性が、
帽子につけてたバッジが可愛かったから同じものが欲しい。
礼文島のバッジはいくつかあるものの礼文岳が見つからない。
2軒目で無事発見し購入。
礼文岳山頂で会った男女2人組にまた会った。
実はあの後スコトン岬でも会ってて、今日は同じ便で稚内に帰るそうだ。
楽しんでね!って言ってくれた。
ターミナルで天気を調べていたら乗船時間になっていたようで、
急いでチャリを乗せて固定してもらう。
客室に行くと、キャンプ場で一緒だったデリバリー君とリースカーの女の子と合流。
行って良かった場所や宿営地の情報交換して、昼寝したらあっという間に到着していた。
↑稚内は天気悪そう~~。
デリバリー君とは方向が真逆だからもう会わないかも、
リースの女の子は、内陸に入って富良野あたりで停滞するそうなので、
もしかしたら会うかもしれないねって話して別れる。
フェリーを降りたら地図を確認。
宗谷岬までは30km、今日の宿営地まではさらに30km。
ただとにかくコンビニが無い。
バイクで走った時も何も無かった記憶があるので、自販機も怪しい。
どこで何を補充していくか考えてから出発しないと。
↑とりあえずこれから走る分、食べておきますか。
フェリーターミナルのお土産売場を見てたら甘い物が欲しくなって、
北海道限定の白いブラックサンダーを購入。普通に美味しかったです。
それでは、11時に出発。
バイクの時も宗谷岬はガスってて、その先オホーツク側はいつも霧で白くて寒くて風強くて…
ていうイメージがあるせいか、この先の道ってわりと憂鬱なんだよなぁ( ´,_ゝ`)
振り返っても利尻見えないし、
なんかどんどん寂しくなってきて久しぶりにラジオを聴きながら走る。
音楽番組やってないねーーー千歳のショッピングモールに詳しくなる。
20km程走ったところでセイコマ発見。一度休憩。
さらに5km程走ったところで、稚内公園入り口の看板。
郵便局があったのでお金を卸す。
↑12時40分、ここが最北端の郵便局だと勘違いして記念写真撮ってます笑
走りだそうとした時に後ろからクラクション。
振り返るとリースカーの女の子の車だった。
貝殻の道に行くために戻ってきたらしい(彼女は反時計回りだから少し逆走した)
「どうでした?」
「うーん、ちょっとだけ走ってすぐ戻ってきちゃいました」
「えっ」
「あ、でも綺麗でしたよ、でも別にいいかなって」
「まぁ天気も悪いしね…」
「自転車だと坂がきついと思いますけど、歩いて行けると思いますよ」
とは言われたものの、気分的に全然もうやる気が無いので、
考えてみると答えたものの、すぐに宗谷岬へ向けて走り出す。あと5kmくらいかな。
↑13時、間宮林蔵なんたらの地
↑この感じ…!!覚えてる、覚えてるぞ…!!!
黙々と走り続けて13時10分、進行方向に見たことのあるオブジェが…
最北端のオブジェだ!!やっと着いた!!゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
まぁ一度来てるし天気悪いのも同じなので、
自転車の記念写真撮って、頼まれた物を買うだけでいいかと思ってます。
↑さすが、オブジェ前は写真待ちでごちゃごちゃ。
ごちゃごちゃしてるけど、なんとなくみんな並んでいるんだよね。
列はできてないんだけど、ちゃんと来た順番通りにみんな譲りあって写真を撮ってる。
あの人の次は自分で、この人は私より後、みたいなポジショニングを全員が暗黙で行っている。
自転車と一緒に待機してる間に観バスが来たようだ。
一気に人が増えて記念写真を撮るみたいなんだけど、ガイドの人が
「集合写真を撮るので!(参加者が)並び終わったら撮れなくなります!」
だから場所をあけて下さいって感じで仕切ってたんだけどさ、
いや、参加者が並んだところで、オブジェとの間に余計な人入れたくないのはあんたの都合であって、
我々は我々の暗黙のルールでみんな順番に記念写真撮ってるんだから、
後から来たお前に指図されるいわれはないんだが!
と、ちょっとイラっとしたので、写真を撮るまでは絶対にどかない覚悟を決めた( ゚∀゚)
たぶんそこで順番待ちしてた人みんなそんな感じだった。誰もどかなかった。
↑というわけで、見事一枚撮らせて頂きましたァン!満足です!
続いてチャリを適当に停めて、お土産物屋で頼まれてた物を購入。
しかしもう足が筋肉痛過ぎて…ペダルこいでる分には平気なんだけど、
信号待ちとかで足を着けようと伸ばすと痛いし、歩くのもギクシャクしてしまう。
やはり連続登山で睡眠時間も短めなのが響いてるなぁ。
自転車と登山では違う筋肉を使っているって事を体感している。
名寄あたりまで下ったら、一度休息日作ろうとは思っているんだけど。
さて、ご飯食べようかどうしようか…迷うな。
↑13時半、鮭といくらの親子丼(1,580) 米が美味しくなかった…
スコトンのいくらの方が美味しかったし、
うん、なんとなくで海鮮丼を食べるのは金輪際やめよう。だいたい後悔するから(´;ω;`)
↑改めてオブジェの裏側へ。本当に意味での最北端に自転車と足をタッチ!
時刻は14時。ちょうどいいだろう、出発だ!
準備していたらライダーに声をかけられて少し喋る。
気をつけてね!って励ましてもらった。ありがたい。
さすがに宗谷岬近辺はライダーに手を振られるので、振られたら振り返すようにしている。
おもしろいよね、控え目にギリギリに手を挙げる人とか、
ハイテンションでだいぶ前からぶんぶん腕振って、
こっちが振り返すとハンドサインとかガッツポーズとかに変化していく人とか。笑
少し走っていたら郵便局を発見。
ここで初めて、さっきの郵便局が最北端でなかった事に気付く。
↑14時10分、改めて最北端の郵便局に、宗谷岬郵便局!
さぁ30kmですひたすら走りましょう。
稚内のフェリーターミナルで話しかけて来たタクシーの運ちゃんが、
「猿払までは…坂が1、いや2カ所あるけど、あとは平坦だから頑張れよ!」
って言ってたんだけど、あんまり信じないで行こうと思っていた。
だけど本当におっちゃんの言った通りで、
きつい坂は2カ所、一つは登坂車線もある坂で、
でもその後はまぁほぼ平坦だったから、信じてなくて悪かったわ。さすがタクちゃん。
まぁ平坦ていうか、ゆるやかな坂ではあったけどな…車じゃ感じない坂だろう。
↑オオワシか??大きくて格好よかった!写真は間に合わなかった!(ノД`)
しかし…
気のせいか向かい風のようだね??
何も無い、寂しい…(´;ω;`)
ラジオはもう切ってて、車もほとんど通らないし、静かな中をしょんぼり走っていたら、
対向車線を走ってきたライダーがすれ違いざまに「頑張れよーぉ!!」て!
たぶんイイおっちゃんだったと思うんだけど、
エンジン音に負けず、すごいはっきり聞こえて、つい笑っちゃったけど元気出た!
そのあと長いこと口真似してたくらいハマった。
ここらは地面しか見てなかったので何も覚えてない。
とにかく黙々と淡々とペダルを回し続けるだけだ。
16時、道の駅・さるふつ公園到着。
リースの女の子が裏に芝生もあって軒下にテントも張れますよ、
隣にホテルがあって日帰り入浴もできるし、って言ってたんだけど…
ちょっと様子が違うぞ…って、キャンプ場併設か!有料じゃん!
ああ~~~~明日早く出たいから軒下に張りたいのに!
でもこの先に行けそうな道の駅はないし、もうここに泊まるしかない。
ぐるぐる迷った結果、
ちょっと離れた別の建物の軒下を狙う事にして、とりあえずお風呂入ろう。
ホテル2階の日帰り入浴(300)で汗を流し、
休憩室で記録作業をしながら、受付の人にお願いして電源貸してもらって充電。
コンセントに「無断使用禁止」的な張り紙がされてたので、
きちんと頼んだら貸してくれた。優しい。
暗くなってきたので最後にひとっ風呂あびて温まり、
目星をつけていた場所にコソコソ設営。
風強いからキャンプ場の人は大変じゃないかなぁ。
【支出】計8,613円
食費:2,813
フェリー:3,830
入浴:300
雑費:1,670
【走行】83.29km
Av:18.2
Mx:42.1
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