四国ツーリング5日目:足摺岬~四万十川~酷道与作~太郎川公園キャンプ場

2013:四国バイク旅

●5日目
ルート:南レク大森山キャンプ場~足摺岬~四万十川~酷道与作~太郎川公園キャンプ場
走行距離:約330km
時間:7時~17時


↑海岸線をずーっと、四万十川並走、国道439号で檮原へ。

目覚ましのアラームで起きる。ううむ、まだ寝ていたい…。
やっぱり暑かったからあんまり眠れなかったねェ。
外は暗い。もうあと5分…と二度寝しそうな所を頑張って起きる。
コンクリの上はテントを乾かさなくて良いね。しかし寝袋を干せない。

昨日買ったじゃこ天を炙って朝ごはん。小さい蟻に襲われる。水で流して撃退。
やっぱりちょっとべたべたするので軽くシャワーを浴びてから出発。
シャワー100円で助かります。

荷物を積んでると昨日の方とばったり。
お互い毎日雨に降られているので、今後は天気が良いといいですねというお話。
ルート聞いたら、今日は佐田岬行ってから檮原だそうなので、
もしかしたらまた会うかもしれないね、なんて。

安全と無事をお互いに声掛けして出発、最初の交差点で手を挙げて別れる。
私のプランとしては、まずは足摺岬へ。

道はまっすぐ走りやすい。2時間みてた所が1時間で走りぬけたので、
目に付いた道の駅に寄り道。
「めじかの里土佐清水」なんか個性的な道の駅でした。


↑ゆうじろう

お店の人に聞いたら、すべて拾ったそうで。笑。
関東から来たんですかー…この辺りって何か面白い物あるんですか?
って聞かれてどうしようかと思いました\(^o^)/むしろ私が聞きたい


↑とまとぶんたんジュースとゆで卵。

ベースはぶんたんジュースで隠し味としてトマトの甘味って感じ。
結構あっさりで美味しい。

本格的に日が出て暑くなってきた。
足摺への道は、森に囲まれたカーブの多い道路。
岬に向かっているのだが、四国らしく山を登ったり下りたり。
下り坂ではやっぱり泣きそう。

9:30頃到着。道路横の駐車場にテキトーに停めて、早速展望台へ。
結構観光客が多く、観光案内所にお土産屋さん、かき氷売ってたり。


↑おおーーーーー!!!写真で見てた通りだ!!


四国最南端

展望台から見える景色は、解放感あって気持ち良い景色です。
佐田岬は天気悪かったせいか、なんだかさみしい感じあったけど、
足摺岬は日もガンガンあたってて、背中側には緑の山がそびえてて、
目の前には真っ青の海と空、そして断崖絶壁の上に立つ真っ白な灯台!


↑ここまで来るとあんまり海が見えない。


↑人が多かったので自撮り無しです。笑。

暑い…やばい暑い…。

これはいつ熱中症になってもおかしくないレベルだ。
四国最南端のステッカーを購入し、10時には早々に退散。
走れば涼しいだろうと思っていたが、間違いだった。
なんだかドライヤーの熱風を浴びてる感じ…走っても熱い風しか来ない…。

ここから321号を北上。特段書く事も無い普通の道だった気がする。

でもここでまさかの接触事故
面倒なのでさっくり書きますが、
走ってたら道路の左端にカラスサイズの鳥がいたので、
私は中央線側に大きく避けたんですよ。
ちょうど抜かす時に鳥が飛び立ち、まさかの私の方に向かって羽ばたいてきて、
うわ、当たる…!!!!って思わずハンドルがっちり握って身構えたら、
バイクのヘッドライトに当たって後ろにはじかれて行きました…。
そしてまさかの後続車がいまして、ハンドル切って避けようとしてたけど…
瞬間ミラーから目を逸らしたので、どうなったかはわかりません(;´Д`)
ごめんね…でもどうしようもないよね…。
後ほど、ヘッドライト確認しましたが、特に何もついてませんでした。

小さい子供が突然飛び出して来て事故になるのって、こんな感じなんだろうなぁと思った。
だってまさかあそこから飛び込んでくるなんて思わなかったよ!ていう。
やっぱ咄嗟になると全然回避行動取れないねー。安全運転で気をつけましょう。


↑11時頃には四万十川の下流到着。


↑高知県でしか売ってないというアイスクリン初めて食べた。美味い…感動(*´∀`*)

さて、四万十川についてですが。
小学生くらいの頃、10日間くらいかけて川下りキャンプをした事があるんです。
上流からゴムボートで流れては、適当な河原でテント張ってキャンプし、最終的に海まで。
すごく楽しかった大切な思い出なのです。
あの頃は、こんなに関東から遠い場所とは思っていませんでしたが。

思い出の地、四万十川……しかし、ううん…思い出せない\(^o^)/
断片的に日常なシーンでしか覚えて無いので、地形とかは全然覚えてないですねー。
夕飯を作った部分的な記憶とか、非常食の缶詰をさっさと開けちゃったりとか、
急流のどこを通るか子供同士で真剣に考えたりとか、お化けっぽいの見ちゃったりとか、
放任な大人達だったので、火遊びしたり野草摘んで料理したり。
あんまり覚えてはいないけれど、
この自然…山に囲まれてるのにゆったりと流れる川、なんとなく見覚えある。
そんな中でも一番記憶に残っている、飛び降りて遊んだ沈下橋を目指して上流へ。


↑こんな感じの。

沈下橋を見かけるたび、川岸に下りて確認。
基本的には、沈下橋上で停車しないで下さいと貼り紙してありますので気を付けてね。


↑ほとんどの沈下橋は1車線の幅しか無い。

対向車とすれ違えないので、橋の両側でお見合いしちゃう時は譲り合います。
橋の両対岸から、暗黙のコンタクトで無事故が守られる、いいですよね~~(*´∀`*)

車が来ないのを見計らって急いで写真を撮る。
そのため何往復か繰り返した橋もありますね。笑。


↑この方も観光っぽくて、向こう岸でUターンしてきました(*´Д`*)


↑排水の為か道路の中央盛りあがってて、緩やかなかまぼこ状。


↑横風そのまんま当たるから怖いけど、気持ち良い!(*´∀`*)


↑上流に行くにつれ、川に飛び込んで遊んでる人もたくさん。

小学生の時、小さい私は怖くて飛び込み出来なくて、
皆がはしゃいで飛び込むのを、水上のボートから見ていたという記憶。
懐かしいなぁ。


↑調子乗って散々撮らせて頂きましたァン!

結局、記憶に残っていた思い出の沈下橋は見つからなかったんだ…(つД`)
見落とした沈下橋が2か所あって、もしかしたらそこかもねぇ。
ちょっと心残りだけど、まぁ、仕方ないよね!
でもすごく楽しかったし、懐かしい気持ちもしたし、
四国行ったらやっぱり行くべきよ四万十川!


↑四万十川って下流からずっと、山に囲まれた川なんですねぇ。

沈下橋に下りる時も、まさしく下りるという表現がぴったり。
川の側道って言っても山肌を走ってるようなものなので、
木々の隙間から眼下に川が見えてるんですね。

しかし写真じゃ伝わらないけどめたくそ暑かったよ…!!
帰ってからニュース見たら、この日の翌日くらいに「最高気温41℃」を記録してて、
沈下橋に執心せず、変に寄り道しないで良かったと思ったんだわ。
山肌で木々の間通ってるのに、熱風しか当たらないんだもん。


↑道から沈下橋を撮るとこのくらいの高低差。

楽しみながら走って道の駅とおわに到着。
とおわ食堂のお野菜バイキングに心惹かれて入ってみたけど、
種類少なくてガッカリ…。やめればよかった。


↑普通に美味しいお茶でした。

ここで本日のキャンプ地へ電話確認。空いてると聞いて安心。


↑徐々に上流へ。

橋を渡ってトンネル抜けるとまた橋があってまた川を渡る、という、
山を一周を囲むかのようにぐねぐねと曲がった細い川が流れてるので、
地形的には結構面白かったです。

ここからのルートは迷ったのですが、
酷道と有名な与作こと、国道439号を通ってみる事に。


↑こんな感じ。

ざっくり言ってしまうと、全然酷道じゃない。
とはいえ、439長いからね、この日私が走った範囲はわりと良い道。

ほぼ1車線なのですれ違いは出来ない。片方がちょっと幅広の所に車停めて譲る感じ。
崖に沿って小さく急なカーブが多く、ミラー確認しながら30km/時くらいで走る。
でも対向車ほとんど来なかったね。1時間半くらい走って5台もいなかったかな。
眼下に川も流れてるし、緑多くて気持ち良かったです。
ゆっくり走る分にはカーブもテンポよくて、楽しい道でした。
これだったらもう一度走りたいと思うくらい。お勧めです。
秋は落ち葉がすごそうだけどね。

そんなこんなで順調に、60kmを90分かけて走り、
16:30頃には今日の宿営地、太郎川公園キャンプ場へ。


↑優しい管理人さんが、出入りのしやすい芝サイトに張っていいよと(*´∀`*)

すでに1張テントがある。
サイズ的に1~2人かな?バイクでは無いみたい。お留守のようです。

今日も汗でべたべたなので、早速隣の雲の上の温泉へ。
ライダーズイン雲の上っていうライダーのための交流宿泊施設があるそうです。
高知県独自の施設らしく、比較的安価に泊れるとか、駐輪場があったりとか?
テント持ち歩いている私には関係無いか。

涼しくなるまで温泉で時間を潰してからテントへ戻る。
オフロード車2台とテント2張が増えてる。
さっき留守だった一つ目のテントの方が戻ってました。
山ボーイ的なカラフルな服に身を包んだ方。
これからご飯なのでご一緒にどうですかー?というお言葉に甘えてご一緒する。

もしかして女性ですか?」 で す よ ね ーーーー\(^o^)/

相変わらず麦わら帽子にTシャツ首タオルという、紛らわしい格好でした。


↑玉ねぎ&じゃこ&じゃこ天&オートミール&お茶漬けの素。美味いよ。

山ボーイも私も当然のようにアルコール開缶(*´Д`*)
やっぱ一日の終わりにアルコール大事やねー。

山ボーイは九州の方で、本当はバイクで来る予定だったそうですが、雨予報で車に変更。
車は荷物がいろいろ詰めてやっぱ楽ですねーなんて。
カラフルな服は虫刺され対策で長袖タイツなんですが、
夏用の生地らしく通気性と速乾性が高いそう。見た目より全然快適らしい。いいなぁ。

今日は私と同じく足摺~四万十川ルートだったそうです。
早朝の雲海、坂本竜馬の足跡、県境の白線の話とか、
足摺岬での車乗せ事件を聞いたり、私は鳥の話をして厄払いしたり、
かずら橋は絶対行った方がいいとか、石鎚スカイラインは無理していかなくてもとか、
徳島ラーメン食べた方がいいとか。
お互いツーリングマップル引っ張り出して、
ライトの灯りにかざしてはあーだこーだと。

蚊取線香を折って地面に刺して結界を作るものの、全然蚊に刺される…
私は比較的、耐性が出来たのか、刺されてもあんまり痒くならないんですよね。
ただ山ボーイがすごく痒そうだったのでウナコーワを渡す。
たぶんこのウナコーワは四国2回目です。年季物なので。笑。

明日はゆっくりだという山ボーイはこれから星を見ながら2本目開けるとのこと。
私はもう自分のテントで眠りにつく。
石鎚スカイラインに行こうか迷っていたけれど、山ボーイと話してルートから外す。
ちょっと予定がキツキツなので、そこまでして行く程でも無さそうなので。
やっぱり国道439は酷道ってイメージだよねぇ。
山ボーイも噂だけで走ったこと無いらしく、未知の領域。
迷うけど、今日走った感じだったら行けそうなので、明日も与作でいこう。
それから通行止め情報ありがたかったです。
翌日走ろうと思っていた道路が全面通行止めらしく、
迂回路と曲がる場所まで詳しく教えてもらいました。本当に助かった。

ちょうど私がテントに戻るのと入れ違いで、
オフロード車の二人が出てきて、3人で盛りあがっていたようでした。
バイク歴長そうなお二人でしたね。
私はわりとすぐに寝落ちてしまいました。
あ、一度トイレに出た時にオフ車の二人に挨拶出来たかな。
久しぶりの人との食事と会話が楽しく、山ボーイかなり面白くて良い人だったし、
お風呂にもしっかり入ってさっぱり&標高が高いので涼しいという、
この日はたぶん一番環境がよかったかも。
まぁトイレに関しては南レク大森山が一番かな。

そんなこんなで、この日も早めに眠りに落ちて、翌朝までぐっすり寝かせて頂きました。
ホント涼しくて快適でしたわ。芝も柔らかくてねェ。

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片手鍋でひとり旅

コメント

  1. C4 より:

    こんばんは。
    今シーズンの暑さは殺人的でしたね。
    こんな時期に来てしまったのは間が悪い気がしますが、別の意味で貴重な経験かと。
    でも、快適とはいい難いのでやっぱりもう少し涼しくなってくれと思いますね。
    沈下橋は画になりますが、自分はこういう高くて柵のない所が苦手なもので・・・。

  2. しょうこ より:

    こんばんは。
    真夏ツーリングとしては、
    北海道が鉄板な理由がちょっとわかりました…(´・ω・`)
    しかしながら、四国は渋滞がほとんど無く、
    少し走れば山という地形に助けられた気はします。
    暑かったけれど面白かったしとても良い経験でした。
    沈下橋、風が無かったので走れましたが、
    風吹いてたらとても怖くて停車出来ないと思います。笑。
    台風の日なんかは徒歩でも怖いでしょうねェ。