6/30【6日目】岩手→秋田→道の駅かづの

2018:夏の北海道チャリ遠征

朝4時半起床。
よく寝れた。フライを全取っ払う作戦はよかったようだ。
寒かったのかいつのまにか寝袋に両足突っ込んでいて笑った。


↑着替える時にフライを被せる為、上部だけ結んでめくったまま就寝。丸見え。

2時頃に新聞配達の人が来たようで、
入り口真ん前にテント張ってたから申し訳無い事をした…
新聞入れた瞬間くらいにちょうど起きて挨拶しようともそもそしたんだけど、
そりゃ、配達の人だって関わりたくないよねぇ。すごい勢いで走り去って行った。
めっちゃ怖い思いをさせてしまったのではないだろうか。

雨は止んでいるようだが天気は悪い。
手早く撤収を進めていると、また別の新聞配達のおっちゃんが来た。
入り口に設営する時はそういうの気をつけなくちゃいけないな。
挨拶だけして作業を続ける。

ちょうど目の前にローソンがあるのでそっちでご飯を食べよう。
今日は確実にハードなので、朝からしっかり食べておきたい。
イートインのあるローソンだったが、
まだ5時回ったばかりだというのにおじちゃん3人が井戸端会議中だった。


↑5時半、四川風麻婆ご飯と野菜ジュース。結構辛かった

自転車で来たの?」という言葉からお喋りしながら朝食。
最後は「気をつけてね」「雨降らないといいね」と見送ってもらって6時に出発。

まずは体を温める意味でのんびりだらだら漕いで盛岡市に向かいましょう。
23km程走ったところで最終手段だった快活クラブを発見。
昨日屋根下が見つからなかったら、ここまで走ってこなければならなかったのか。
考えるとぞっとする(;´Д`)
早めに宿営地に着くように心がけよう。

盛岡市をサクサク進む。8時半には282号との分岐点へ。
どうも道の様相が山に変わってきたみたいだ。
広い道路に周囲は林のような、地味に坂増えてない…?
歩道は綺麗だったり突然草だらけだったり…車道の方が気が楽だなぁ。
歩道は歩行者気をつけなくちゃならないし、
段差が結構あるし、コンクリガタガタだったり砂利があったり。
くだり坂でスピード出ても、さすがに歩道を30kmではぶっ飛ばせない。
なので車には迷惑だろうけど、ほとんど車道を走らせてもらいました。


↑ロードバイクも数台みかけた。

さてまた日差しが出てきて暑くなってきました。
今日も長袖タイツマンなんだけども…暑い!

これから向かっている秋田との県境は30kmくらいコンビニが無いんだ。
この暑さでお茶1Lで足りるかなぁ…知らない道だし、考えていると不安は尽きない。

でも楽しいね!
歩きに比べたら全然楽しい。
歩きは本当にしんどかった。常に体が結構痛くて。
自転車でも軽い筋肉痛はあるけど、走ってるのが楽しいから気にならない。

歩きだと、一日に進める距離なんて本当にちょっとだけなので、
目的地までが果てしない苦しみに思えてしまうのだろう。
自転車は調子良ければスイーっと進むし、10kmも1時間かからないし、
走ってるって事がそもそも気持ちいい。
なにより自転車という相棒がいるのが一番楽しいのかも。
バイクも自転車も旅の相棒だと思ってるから、一緒に頑張ろうなって感覚なんだ。
変な段差とかでガッタンってなった時も、つい「ごめんね、大丈夫?」とか言っちゃうし。
バイクは一緒に行こうなって感覚だったけど、自転車はちょっと私が先輩風ふかしてるので、
私が北海道のすごい景色を見せてやるからな!」って感じだけど。笑

まぁそんな訳で今日も自転車と喋りながら走ってるわけですよ。
私が無口になったら相当へばってるって事。笑


↑緑が時々日陰を作ってくれる。

日差しにじりじりやられながら、大きな坂を上っておりると…


↑9時15分、道の駅・にしね到着!ここ一昨年にテント張った場所!(*´ェ`*)

秋田県へ進むには峠2つ越える必要があるので、
時間と体力的に不安だったらこの道の駅・にしねで泊まろうと思っていた。
なんせバイクの時に泊まった場所だから屋根あるの知ってるし安心(・∀・)
思い出すなぁ、Uya君は元気かなぁ。もう社会人かなぁ。

まぁ今日はまだ9時だし、行けるでしょう!行きましょう!(*’∀’)=3
そしたら少し早いけどお昼を食べて、ちょっとお昼寝をして、11時くらいに出発しようかな。
ちょうど日差しがきつくなる時間帯だけど、60kmくらいあるからあんまり遅くに出発したくないし。

レストランが営業前なので、売店でお弁当を買いましょう。
土曜日だからか、建物の前でサクランボを売っている。
試食したらめっちゃ美味しかったのでビタミン補充に食べておこう。
しかし1パック500円か…試しに聞いてみよう。

これもっと小さいやつありません?
小さいやつ、ですか…?
自転車で一人で来てて、この半分くらいだけ欲しいんですけど
ああ、じゃあ半分だけ移しますね

快く半分に分けて200円で売ってくれました。
でも300円以上入れてくれてたようにも思える…ありがたい(*´ェ`*)


↑9時半、ミニカツ丼と佐藤錦で早めの昼ご飯。

外の机で食べていると、観光なんたらのアンケートが。
どこから、何を目的に来ているかとか、なんか普通の雑談で、
おっちゃん紙に書いてるそぶり全然無かったけど。
私もりもりサクランボ食べてたわ。めっちゃ美味しい!


↑美味しい(*´∀`*)

アンケートのお礼にマグネットをくれようとしたけど、荷物増やすのも嫌なので丁重にお断り。

昼寝場所が見つからなくて、結局建物の裏側にそのまま寝転がる。風が通って涼しい。
11時、起きたらだいぶ曇っていた。ちょっと…また雨降るやつぅ?


↑岩手山は残念ながら一度も姿を見られなかった。

一応荷物を雨装備にして11時に出発。アンケートのおっちゃんが見送ってくれた。


↑雲に隠れた岩手山を左手に、田んぼの間を走っていく。

え、あれ?なんだろう、進まなくなってきた。
漕いでるのに全然進まない。ペダルが重い。ヘロヘロ走る(;´Д`)

しばらく経って気付いたけど、たぶんゆるーく上り坂だったんじゃないだろうか。
ご飯食べたし、昼寝もしてばっちりなはずなのに。

横を追い抜いていく車には、きっと坂には見えてないだろうなぁ。
そして一台のバイクが追い抜き様に手を振って親指立ててくれた!
ひぃ、頑張ります!!

そして山の中に入っていく。
渓流と併走しながら上流へ向かう。当然のぼり坂です。

アンケートのおっちゃん!Σ(゚Д゚;)
二戸に行くよりは秋田に抜けた方が坂が少ないから正解だと思うよ。だらだら続く坂が無い
って言ってたのに!!!まぁ信じてなかったけど!坂が無いわけないって。

のぼって、のぼって、のぼってるのに、目の前に「200m先から登坂車線」って出る!
登坂車線が終わらない限り、登り坂も終わらないよねぇ~~わかってます!
登坂車線終わって「ほら見ろやってやったぜ!」とか思ったら、
なぜか再び始まる登坂車線…!ちょっと!!
もう自転車としゃべってると息が乱れるので、
一定の呼吸と足踏みを崩さず、機械のように淡々と漕いで、
結局登り坂始まってから1時間くらいで大場谷地峠越え!

これはしんどかった。日差しなくて本当助かったわ。
暑すぎて半袖になる。上着がもう汗でびっしょり張り付いて気持ち悪い。


↑12時、なんかのオブジェ
調べたら、北緯40度と東経141度の経緯度交会点だそうです。

さて下りはもう転がるように…って雨かーーーい!
ポツポツは無視してみたものの、結局土砂降りになったのでレインウェアを着る。
地面が濡れてるからスリップしないように、速度をあげすぎないように気をつけて転がっていく。

安代のコンビニが最終だというのはチェックしていた。
12時50分に到着。最終トイレとお茶購入に立ち寄る。
進行方向に雨雲は無さそうなのでレインウェアを脱ぐ。忙しい。
あんこが食べたい(^q^)って言うのであんパンを補給。
さぁ、残り30km。峠有りコンビニ無しの挑戦です。

大場谷地峠と同レベルだったら泣くなと思ってたけど、
貝梨峠はそこまでしんどい物では無く、
登坂車線も1回だけだし、終わったところがちょうど峠だったし。


↑14時15分、秋田県入り!

あとは緩やかに山道を走る最高にご機嫌ルートが待っていた。
また雨がひどくなったのでレインウェアを着て走ってたけど、
雨でも気持ち良くて、道も綺麗だったし楽しく流せました。
峠関係無いからバイクなら最高だろうな。


↑なんだか急に晴れてきた!

15時半頃、道の駅・かづのに到着。
ここもバイクで来た事があるので、勝手知ったるなんとやら。
また日差しが出てきたのでレインウェアを干してから昼寝。

16時、お腹が空いて起きる。いやでも食べ過ぎじゃない…?
とも思うんだけど、とりあえず近くのスーパーに向かう。
中のパン屋にイートインスペースがあって、スーパーで買った物ならなんでもOKらしい。
それは助かる、総菜買って夕飯にしよう。


↑17時にヒレカツ太巻きと揚げ出し豆腐を食べつつ記録作業。

18時半、道の駅に戻るともう電気が消えてる。ここ撤収早いなー!
どこにテントを張ろうかフラフラしていると、車中泊っぽいお母さんと目が合って挨拶する。
野田ナンバーってどこだろう。

今日もインナーだけでフルオープンに寝ようと思っているので、あんまり人目に付かないところがいいなぁ。
場所を決めたら手早く設営。
顔を洗おうとトイレに行くと、さっきのお母さんと遭遇。
野田というのは千葉のナンバーだそうで、一人でやってきたらしい。

いつもは旦那さんと一緒だったんだけど、今回はちょっとした宣戦布告みたいな感じ、だそうだ。
旦那さんが行動を決めつけてくるような人で、
君は○○しないよね?」みたいな質問の仕方をしてくるんだって。
出かけないよね?って聞かれたら出かけない方がいいのかなって思うし、
そういうのが日常茶飯事で、ふと気付いたら自分のやりたい事を我慢してばっかだった。
だから今回は「北海道に私は行くけど、あなたは来ないよね?」と、
いつも言われてる言い方で聞いて、そのまま置いて来たんだと。
2ヶ月間留守にしている間に気付いてくれればいいし、怒るようならそれまでだって。
仕返しじゃないな、なんだっけ、帳尻合わせ?違う、なんだっけ。
夫婦というのは血がつながっていないから、
どちらかが歩み寄らないと離れて行ってしまう。
でもどちらか一方が我慢続けるのはおかしいだろうと。
今まで我慢した分、向こうにも我慢してもらって、お互いevenの関係に正さないといけない。
旦那さんが我慢できないようなら、もう離れていくのも覚悟の上らしい。ちょ、爆弾発言やな!
子供3人は味方だから大丈夫だって。ああ、なるほどもう計画的なのね(;´Д`)

そんなこんなで30分ほど引き留められ、話し込む。
明日はいかりがせきで一緒で、明後日の夕方便で北海道に渡るらしい。

ああしかし、ここ暑いな…かづのは建物がコの字型で、雨風には強いんだけど風通らないよね。

【支出】計1,888円
食費:1,888
【走行】117.77km
Av:19.4
Mx:46.8

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