7/18【24日目】→礼文岳・スコトン岬・蝦夷バフンウニ→久種湖畔キャンプ場

2018:夏の北海道チャリ遠征登山

朝5時起床。

出発する方がガサゴソしている音が4時くらいから聞こえていた。
でも今日は風が強そう。
朝方もテントが風で揺られてワサワサした。
このキャンプ場はあまり風が吹かないと聞いていたのに、
これだけテント揺られるなら、山頂は結構吹くんじゃないだろうか。

カラスに警戒しながらテントを片づける。
ちょっと目を離した隙にザックに近づいていた。
あいにくと食べ物はすべて中に入れてあるから、盗れる物はなに一つないけどね!!

5時半にはほぼ片付け終わり。
グランドシート小さかったのにテント濡れてなくて助かった。


↑6時、チョコクリームパン焼いた物とポタージュの素。
寒かったので昨日のミルクコーヒーも温めて飲む。

あれ??何してたんだろう。やけにここで時間をロスしているな。
6時くらいに起きた撤収組が出るタイミングと同じ、7時に出発。


↑天気は晴れ。風が冷たい。

まずは坂の下にあるもう一つのサイトで昨日のKDMさんに挨拶。


↑利尻島ファミリーキャンプ場ゆ~に こっちはサイトから利尻山頂見えるんだね。


↑挨拶だけのつもりがコーヒー頂いて30分ほど談笑。

昨日の勉強会で一緒だった若い男性もいて、私と同じ便で礼文に渡る予定だと。
京都育ち、転勤で札幌に来て、夏休みに利尻礼文を満喫中だそうだ。
利尻は昨日登ったそうなんだけど、
山頂着いたのが11時頃で、景色パッカーンだった模様。やはり(;´Д`)

改めて出発。よーき君の百名山達成モニュメントがあるそうなんだけど、
探している間にお腹が冷えたので一度戻る。


↑見事に電線が入ってるけど、まぁこれはこれで…いいんだよ!私の写真だから!

そうこうしている間に発券時間になったので、乗車券を無事入手。
ターミナルの売店で利尻ラーメン(また)と登山バッジを購入。

自転車は最初に乗り込むので遊んでる時間が短い…
ペシ岬に行きたかったけど往復1時間かかるというので諦める。


↑フェリー乗り場付近をうろうろ、写真撮ったり。


↑ちなみにヒグマ出没の情報はどこでも掲示されていた。
監視カメラにも写っていて、糞や足跡も残っているのに、
一度も人前に姿を現した事がないそうで、警戒心の強い賢くて大きな熊だろうって話。
若い熊(小柄)はまだ怖い事を知らないから好奇心で出てきちゃうらしいが、
ある程度年齢を重ねても生き残っている熊というのは、
警戒心が強く、慎重で賢い熊なんだってさ。
だからそういう熊はむしろ出会っても向こうが逃げていくから安全らしい。

フェリーに乗り込み、出港するというので甲板に出てみたら…


↑KDMさん!!!なにしてんの!!ばくしょう!!
私と札幌の男の子の見送りに来てくれたようだった。
見送りに行くから甲板に出てとは言っていたけど(^ω^)大漁旗w
思い切り腕を振って応える。
時々旗を置いてカメラ構えたり忙しなく、それでも見えなくなるまで旗振ってた。笑

礼文島へ向かってるんだけど、甲板は後ろなので利尻山が常に目の前に。


↑ありがとう、利尻山!また絶対登りに来るね!!(*´ェ`*)


↑礼文島が近付いてくる。

今日は雲一つかかってないのでめちゃくちゃ見える~。
ご褒美タイムかと散々写真を撮り、満喫していたらあっという間に礼文島へ。


↑自転車は3台。固定した状態を撮る隙が無かった。

一人はニュージーランドだっけ?南半球から来ていて、
向こうは冬だからこっちの気温がちょうどいいらしい。
なんか暇で結構話したんだけど忘れちゃった。


↑10時10分、礼文島上陸。

とりあえず目指すは登山口だ!!天気良いから登るよ!!(*’∀’)=3
浜風を受けながらもキコキコこいで10km程、内路の礼文岳登山口へ向かう。


↑ヒュー!利尻山!!

ここの海岸線はずっと利尻が見えてるのね!
振り返る度に利尻山が綺麗に見えて、なんてご褒美タイムかと(2回目)


↑礼文島は、海岸線からすぐに崖。集落が海沿いで縦に細長い。


↑11時半、礼文岳登山口(5m)に到着。トイレは道路挟んで反対側少し歩いたところ。

バス待ちをしていた女性3人、地元がお隣の市でお互いびっくり。
礼文岳から降りてきたところで、島内のハイキングコースを歩きまくる予定らしい。
利尻は行かないみたいだけど、よく神奈川の山にも登っているそうだ。

さて、礼文岳は往復3時間半らしいので、別にザック背負って行くほどでもないか…
ていうかザックに寝袋とか入ってるから、入れ替えるの面倒(;´Д`)

急登があると地図に載ってたので、靴だけ履き替える。やっぱり信頼の登山靴ですから。
お茶のペットボトルとおやつをコンビニ袋に入れて、
いつものポーチとコンビニ袋を手持ちで出発!舐めてるなぁ( ゚∀゚)

登山道の案内に従い、住宅地の裏手、え?ここ登山道??みたいなところを
ジグザクに登っていっきに高度をあげる。


↑5分と経たずにこの高度。

そこからは人一人分くらいの細い登山道へ。
空は開けているので暗くはないし、礼文に熊はいないので安心。


↑丸太が横倒しは冒険心をくすぐる(*´ェ`*)


↑つぼみやん!


↑黙々と歩いて12時前に分岐点へ。もう一つの登山道は今は通行止めです。

そこを過ぎたら男女2人が休憩しているところに出くわす。
ちょうど視界が開けて展望がいいところだった。


↑ご無沙汰です、利尻山。

熊笹の茂る尾根道を歩く。

一度ピークを経由、一つの山の山頂に出るも道はまだ続いている。
ここでやっとどこが山頂か判明した。
なんせ周囲にもたくさんの丘というか小山というか、
山深い奥地の山に登っているように周囲にもたくさんのピークが見える。
おもしろいなぁ、平らな島だと思っていたけれど、意外と山だらけなんだな。
だから自然が多くて花が一杯なのだろう。

そこから一気に下り、再び一気に登る。

とはいえ利尻のような岩場はなく、急登とはいえ土の道。
比較的登りやすい道でした。


↑クリックで拡大


↑あれが山頂ですね!!


ハクサンチドリ レブンシオガマ(固有種)


↑12時40分、礼文岳(490m)登頂!
登山開始から1時間15分でした。


↑クリックで拡大

そしてご褒美タイム。


↑礼文島と利尻島の間を行き交うフェリー

自分が入った山頂写真を撮りたいので、
おやつの餡ドーナッツを食べながら誰かが来るのを待つ。

先ほど抜かした男女2人組が登ってきたので写真をお願いする。
二人は新潟から来たそうで、利尻山は無理だと諦めて礼文岳に来たそう。
新潟の山も登りに来てねと言われた。


↑写真を撮ったり撮ってもらったり。

私が登る時に登山口で準備していた女性2人と入れ違いで、13時15分に下山開始。

時々お花を撮りつつ…

霜が下りたせいか、お花はまちまちでした。
大きな蝶が飛んでたねぇ。


↑エゾカンゾウ


↑あっという間に下山してきた。


↑14時15分、下山完了。
登り1時間15分、下り1時間でタイムアタックみたいになりましたね。
まぁぶっちゃけトイレ行きたかったので急ぎました。笑

さて靴を履き替え乾かしたりしていたら時刻は14時半。
スコトン岬へ行くなら今日は礼文島泊まりと考えねばならない。
緑ヶ丘公園まで戻るのは面倒だし…久種湖畔キャンプ場にしようか。
ゆっくりスコトン岬へ行く事にしよう。

振り返れば利尻山というちょう贅沢な環境を大いに満喫しながら走る。


↑海にはどこもかしこも昆布っぽい海藻が見えている。


↑さすがウニの町。道路にウニの残骸が落ちている。
これを見てたらもうウニ食べたくて食べたくて!(^ω^)
どこかでウニ丼食べようと思うものの、この先レストランあるのだろうか…


↑久種湖畔へ向かい少し坂を登っていく。

久種湖畔キャンプ場で申し込みしたついでに、スコトン岬でウニ丼あるか尋ねる。

売店が一つあるくらいで、ウニ丼は…
 香深と違ってこっちは観光バスの団体向けしかないから、予約が必要なんだよね
そうですか…
あ、でもウニは販売しているからもしかしたらウニ丼もあるかも

その言葉を頼みにスコトン岬へ。
お腹空いてきたんだよねぇ…こっちはコンビニも無いんだねぇ。

キャンプ場のある集落にちょっとしたコンビニ的なお店はあったみたいなんだけど、
18時で閉店だって。早いね。

スコトン岬は観光バスが何台か停まっている。
売店を覗くと…確かにウニ販売している!!
お腹を鳴らしながら店内を確認すると…あった!ウニ丼!


↑16時、バフンウニとイクラの二色丼(3,500)
もうここまで来て、高いとか言ってられないわ!バフンウニ、食ってやろうじゃん!(*’∀’)=3

めっちゃうっまーー!!!゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
ウニがもう、めちゃくちゃ美味い。溶ける。
イクラもそうだけど、まず味がしっかりしているから本当おいしい(語彙力)
うわーーやばーーーうまーーー(*´ェ`*)
と心の中で噛みしめながらガツガツいただき、そのままお土産売場で実家へ発送する。笑

いや旬だし蝦夷バフンウニだし、稚内では採れないっていうから買うしかないかなと。
改めてスコトン岬へ。
ウニ食べた過ぎて真っ先に売店入ってた。笑


↑最北限の地 最北端じゃ無いのはわかるけど、どういう意味??

その後キャンプ場へ戻って設営。


↑17時15分、設営完了。自転車は乗り入れていいって。

管理人の人や札幌在住の人から聞いた話では、
スコトン岬で食べたウニ丼は観光地価格で高かったみたいだけど、
でもあのタイミングであの美味しさを味わえたのだから良いのだ。

ソロテントがいくつか張ってあった。
札幌在住で夏休みに離島ツーリングに来た男性と、
埼玉からデリバリーバイクみたいなバイクで日本一周している男の子と、
東京からリースカーで日本一周している女の子と一緒にだった。
他にも何人か泊まっている人はいたけど、札幌の男性に誘われて一緒に飲む事に。


↑ライダーに買ってきてもらった。自転車じゃ閉店しちゃうので。笑。

デリバリーの子がカラスにすごい狙われてて、
狙われてるのに食べ物放置してまた盗られてておもしろかった。

風が寒すぎてとうとうダウンを出す。
7月は真夏じゃないのかい!めたくそ寒いよぉぉぉぉ(´;ω;`)ブワッ

暗くなる前に飲みましょうかとビールを開けたところで、
女の子とデリバリー君がおばちゃんに誘われて夕日を見に行ってしまう。

どこ行くのか見てたら丘の上に登っていくので、
登るなら行きましょう!登りましょう!と酔っ払い2人でビール片手に追いかける。

おばちゃん達は夕日が沈むまで待っていられないようで、
夕飯の時間があるからと途中で帰ってしまった。
残された旅人4人で夕日が沈むのを待つ。

アザラシの鳴き声がしたので目を皿のようにして海面を探す。アォウッ、アオウッって。
波間に黒い点々が浮いてるが、あれじゃないか??


↑カメラのズームをフル活用。アザラシっぽい写真は唯一これだけ撮れた。

段々みんな飽きてきてたけど、なんとか沈むまで見届けて、
戻って酒を飲みつつ旅のあるある話。
わりと全員予定が未定なので、明日からどうしようかとそれぞれ悩む。

デリバリー君とリースの女の子は反時計回りで回っている珍しいタイプ。
デリバリー君は荷物が全部箱に入ってしまうし、
ステッカーを貼るのもなぁとそのままだし、ヘルメットもかぶらなくて良いそうで、
どっからどう見てもデリバリーの人。笑
フェリー乗り場とかでも「え?」って顔をされるそうだ。
そりゃそうだ、旅人に全然見えないもん。地元住人感やばい。

女の子は車中泊よりはテント張ってキャンプが好きらしくて、
でも雨降ったら車に避難出来るからと、
星みたり夕日見たりと、余裕のある楽しみ方をしていた。
さすがに礼文は輸送費が高いので、稚内に車を置いて島ではバス移動している。
インスタントラーメンに缶詰コーンをつっこんで食べていて、
缶詰いいですよ!って力説されたけど、
ライダーやチャリダーには重いしゴミかさばるし…ってとこだよなぁ( ´,_ゝ`)
ヒッチハイクの旅人を拾ってみたいのに全然見かけないと言っていた笑


↑デリバリー君が昼間にもらったというホッケを温めなおしてあげる。
バーナー買った方がいいよ!もう今夜ポチった方がいいよ!稚内で受け取ればいいじゃん!
札幌ライダーと大いに勧めた。笑

女の子は星を見に行くというんだけど、
もう21時を過ぎてて真っ暗なので、私は先に休ませてもらう事に。
天気がまた崩れる予報だから、明日は早く出てフェリーに乗りたい。

昨日今日と夜遅くまで人と話しているので、記録作業が追いつかないなぁ。
後日書いてるのでいろいろ抜けてると思います。

※コメントは後日じっくり読んでからご返信させて頂きます!ありがとうございます!只今うどん県なり。

【支出】計7,956円
食費:5,386
フェリー:1,590
キャンプ:600
雑費:380
(お土産代は別計上とします)
【走行】41.86km
Av:16.4
Mx:45.1
【歩数】22,209歩

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片手鍋でひとり旅

コメント

  1. SA より:

    いい天気に恵まれましたね
    ×ハクサンチドリ
    ○レブンシオガマ(固有種)
    咲き方や花はよく似てるけど、葉っぱが全然違うのです

    しっぽく満喫されたようでなにより。ところで折角自転車なのにしまなみには行かないのかい?

    • しょうこ より:

      ありがとうございます!
      おおお、本当だ葉っぱが全然違いますね。
      よくわかりますなぁ、さすがです。
      しまなみも行ってきました!とりあえず走っただけですけど最高ですね!